人生はピンとキリだけ知ればいい わが父、森繁久彌

森繁建, 和久昭子【著】

• 販売会社／発売会社: 新潮社
• 発売年月日: 2010/05/30
• JAN: 9784103250418

商品レビュー

2012/11/27

森繁先生の次男さんと長女さんが綴った森繁先生の回想録です。

パパの写真が出てるんじゃないかと思って買ったんだけど、載ってなかった。。。。
でもこの森繁先生の表紙の写真は、森繁先生らしくって好き。

いや～、偉大だというのは知ってたけど、役者だけでなく何に対しても偉大な人だったやくしゃのね～。
っていうのが、読み終わってからの感想。
ここまで何でも出来る役者さんはいないでしょ～。
ほんと頭が下がるし、厳しかったけど子供への接し方のうまさ。
読んでて自己反省しました～。
そして、森繁先生のママの凄さも新たに実感。。。
うーん、なんだかスケールが違うな～。
だから、ここまで偉大になれたのかぁ～。

一般読者として読むと、ただただ感心するのみ。
そして、森繁先生を知ってる一人として言うと、
もっと役者としての森繁先生の話や、仕事に関わった人の話などしてもらいたかった。
付き人だった新子さんのこととか、一番弟子だったパパのこととか、、、
少しでもふれてもらいたかった～。。。

次男さんは長男さんの泉さんとは仲が悪かったけど、ちょっとああいう書き方はよくないと思う。
ママやパパは「長男さんの方が人間としていい」って言ってた。。。
もしかして、ここに書かれてることと違ってるのではないか？と思う。

次男さんが思ってることが書かれてるけど、ほんとーにそう思って書いたのかちょっと疑問。
裏を知ってるだけに、もしかして真実が語られてないのではないか？っても思う。