商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2010/05/30 |
JAN | 9784163726700 |
- 書籍
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樺美智子 聖少女伝説
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樺美智子 聖少女伝説
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商品レビュー
3.9
8件のお客様レビュー
樺美智子聖少女伝説 江刺昭子 文芸春秋 60年安保の時に高校だった私も 何度かデモに参加していたし 「学者文化人安保批判の会」の お手伝いをしていたこともあり 樺美智子さんの事件は印象深い 改めて樺さんの人となりを知ってみると 事故ではなく事件であっただろうと 思わずにはいられ...
樺美智子聖少女伝説 江刺昭子 文芸春秋 60年安保の時に高校だった私も 何度かデモに参加していたし 「学者文化人安保批判の会」の お手伝いをしていたこともあり 樺美智子さんの事件は印象深い 改めて樺さんの人となりを知ってみると 事故ではなく事件であっただろうと 思わずにはいられない圧死にしろ 絞殺にしろ意図があってのことと 思えてならない それにしても これだけ思慮分別がありながら 盲目的にのめり込んでしまうものなのかと 人生とは不思議なものである
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作者 江刺昭子さんは自身もあの6.15に国会を取り囲むデモ隊の中にいたとのこと。 決して一般学生ではなかった樺美智子さんの実像(と言っても私たちにとっては十分に想像ができる範囲ではある)に迫って、あの時代の記録として貴重な一冊。 十代後半から二十代前半、『人知れず微笑まん』『友...
作者 江刺昭子さんは自身もあの6.15に国会を取り囲むデモ隊の中にいたとのこと。 決して一般学生ではなかった樺美智子さんの実像(と言っても私たちにとっては十分に想像ができる範囲ではある)に迫って、あの時代の記録として貴重な一冊。 十代後半から二十代前半、『人知れず微笑まん』『友へ 樺美智子の手紙』はもちろん、樺さんのように夭折した、反権力闘争の中で倒れた人々のアンソロジー、ドキュメントはいろいろと読んできたので、とりたてて新しい発見はなかった。 しかし、あらためて、7社共同宣言に象徴される新聞社の体質、党利党略を優先し運動を分裂させ自ら弱体化するしかない反自民、私たちの側のふがいなさ、を思い知らされる。 いまのこの状況もさもありなんと、自責の念とともに、これからを考えさせられた。 なお、この書籍は中古で購入したが、 河出文庫(2020/6/5)から出ている同著者の『樺美智子、安保闘争に斃れた東大生』は、おそらくこの本を文庫化したものと思われる。Amazonの試し読みで読める著者のプロローグはまったく同じ。だが、河出書房の書籍紹介などにも改題しての文庫化との記述はない。
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「人しれず微笑まん」と併読したので、樺美智子とはどうゆう人だったのか、ということが少しわかったような気がする。 この「聖少女伝説」は、美化されるきらいのある樺美智子の実像に迫るという趣旨ながら、なんだかんだいって美化してるようなきがしないでもない。 樺美智子の死後にその行動が変節...
「人しれず微笑まん」と併読したので、樺美智子とはどうゆう人だったのか、ということが少しわかったような気がする。 この「聖少女伝説」は、美化されるきらいのある樺美智子の実像に迫るという趣旨ながら、なんだかんだいって美化してるようなきがしないでもない。 樺美智子の死後にその行動が変節していく両親についてはやや辛辣のように感じられた。 新左翼が分裂、内ゲバといった混迷の様相を呈する前の古き良き時代(?)に生きたことで樺美智子は神聖化されたのかもしれない。
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