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ドル漂流
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ドル漂流

榊原英資【著】

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ドル漂流

1,760

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 朝日新聞出版
発売年月日 2010/05/20
JAN 9784023308152

ドル漂流

¥1,760

商品レビュー

3.5

6件のお客様レビュー

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2013/01/03

漂流という言葉から為替の変遷と今後の予想が書かれていると連想するが、どちらかというと為替の歴史が丁寧にまとめられている本。ミスター円による為替予想はあまり書かれてはいない。個人的に面白かったのはデフレは構造問題であるということ。経済のグローバリゼーションに伴って、日本ではデフレ、...

漂流という言葉から為替の変遷と今後の予想が書かれていると連想するが、どちらかというと為替の歴史が丁寧にまとめられている本。ミスター円による為替予想はあまり書かれてはいない。個人的に面白かったのはデフレは構造問題であるということ。経済のグローバリゼーションに伴って、日本ではデフレ、新興国ではインフレが生じ物価水準が収斂するのは当然のことである。そんなところで金融緩和を行っても資産バブルが生まれるだけで実体経済は変わらない。だから白川総裁はインフレターゲットはこれまで設定しなかった。2013年、これからの日本経済が楽しみである。

Posted by ブクログ

2012/07/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

・貨幣的というよりは構造的な現在のデフレに対して金融緩和は意味がない。貨幣供給の増加は株式市場や不動産市場に流れて資産バブルを引き起こすだけであり、白川日銀総裁がインフレターゲットの設定を頑なに拒否するのはまことに適切である。断言している。 ・企業、家計を含めた債務が過去最高。経常収支の赤字も過去最高。世界経済を背負っていくだけの力はないアメリカ。金融政策と通貨は統一化されているのに財政がバラバラ。リーマンショックを引き金に南北格差が大きな問題となって顕在化してきたヨーロッパ。これにとって代わると目されているのが中、印。近年とみにその発展がクローズアップされてきているが、そもそも歴史を振り返れば、ほとんどの時代、世界の中心は中国、インド。欧米が覇権を握ったのは現代に至るわずか200年であり、中印の発展は寧ろ復権と言うのが適切。もとに戻ったというべき。日本は大きな外交の岐路に立たされている。 ・多くのヨーロッパの国は高福祉ゆえ高負担となているが、日本に比べれば格差は少なくそれぞれの人たちが堅実でそこそこ豊かな生活を送っている。満足度は決して日本に比べて低いということはない。 ・円高は日本経済の状態が少なくとも相対的には他の先進国よりもいいことの結果。強い円を背景にオーストラリア等へ資源投資を増加させ資源の確保に努めるべき。輸出産業といっても原料は輸入している。円高はデメリットばかりではない。 ・20世紀のキーワードは経済成長であり物質的豊かさであったが、21世紀のキーワードは環境、健康、安全。 目の覚めるような多くの学びがあった。

Posted by ブクログ

2010/11/05

ト、2010.11.04-05 2045年、中国がGDP世界一(ゴールドマン・サックス) ドルが安くなっても米国は困らない。むしろ、輸出が良くなるにでうれしい。

Posted by ブクログ

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