商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | アスキー・メディアワークス/角川グループパブリッシング |
発売年月日 | 2010/05/25 |
JAN | 9784048685207 |
- 書籍
- 書籍
半分の月がのぼる空(下)
商品が入荷した店舗:店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
半分の月がのぼる空(下)
¥1,760
在庫なし
商品レビュー
3.8
17件のお客様レビュー
どこにでもいる普通にいいかげんな少年が、入院した病院で少女と出会って、葛藤しながらも逃げないで人生と向き合う青年に成長していく過程を丁寧に鮮やかに描いた話。思春期の行ったり来たりを大人になっても鮮明に覚えていて良く描けるなぁ。脇役の友人が微笑ましかったり、シリアスなテーマだけど心...
どこにでもいる普通にいいかげんな少年が、入院した病院で少女と出会って、葛藤しながらも逃げないで人生と向き合う青年に成長していく過程を丁寧に鮮やかに描いた話。思春期の行ったり来たりを大人になっても鮮明に覚えていて良く描けるなぁ。脇役の友人が微笑ましかったり、シリアスなテーマだけど心が抉られすぎないで読めるバランスは、この作者らしいが、筆者の他作に比べ抜きん出てメッセージが強い超力作。
Posted by
ヒロインが死ぬ。主人公は悲しみ、彼女が遺した想いを胸に前を向く。本に限らずドラマや映画で見たことはない人がいない王道展開ではないだろうか。 ならヒロインが死ななければ、二人はどうなるか? その答えの一つをこの物語は教えてくれた。完全なハッピーエンドか。いいや違うのだ、私は考...
ヒロインが死ぬ。主人公は悲しみ、彼女が遺した想いを胸に前を向く。本に限らずドラマや映画で見たことはない人がいない王道展開ではないだろうか。 ならヒロインが死ななければ、二人はどうなるか? その答えの一つをこの物語は教えてくれた。完全なハッピーエンドか。いいや違うのだ、私は考えが甘かった。 死にゆく原因となるものを抱えた者に寄り添うこと。その道は過酷であり残酷さも内包している。それでも共に歩んでいく希望と優しさ。それは真っ直ぐに心を打つほど美しいのだと知った。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
主人公・裕一はイタイが、その親友・司がとてもいい。なにかと裕一に絡む、里香の主治医・夏目はなかなかに大人げないが、肝心なことは間違えない。方言を知らない者としては伊勢弁の柔らかさが、情景をより抒情的にしている気がする。
Posted by