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実伝 江川太郎左衛門
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実伝 江川太郎左衛門

仲田正之【著】

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実伝 江川太郎左衛門

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 鳥影社
発売年月日 2010/05/10
JAN 9784862652416

実伝 江川太郎左衛門

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2013/06/09

972ページの大著。37代江川太郎左衛門英龍(小説内では「竜」を使用)の生涯を描く。著者は長年江川家を研究してきた在野の歴史家だが、この作品はフィクションの入った歴史小説だそうだ。英龍の生涯を965ページに完結にまとめているので引用する。  「幼少期より直情径行、短気な性分を慈母...

972ページの大著。37代江川太郎左衛門英龍(小説内では「竜」を使用)の生涯を描く。著者は長年江川家を研究してきた在野の歴史家だが、この作品はフィクションの入った歴史小説だそうだ。英龍の生涯を965ページに完結にまとめているので引用する。  「幼少期より直情径行、短気な性分を慈母の訓戒『忍』で矯正し、柏木林之助乱心事件などの苦難を経て成長した。剣術家としても名声を得、代官となるや名県令の名をほしいままにした。常に西洋の学問技術を政治の舞台に引き揚げようとし、幡崎鼎、渡辺崋山、高野長英、高島秋帆らの協力者に悲運を招いた天保期。幕閣に疎まれた弘化、嘉永期。ペリー来航後の起用による活躍。  殊にペリー来航後は初対面の者が英竜と話をすることは真に困難であった。それを、軍医総監石黒忠悳《ただのり》は、『当時、江川先生の登城時に父と一緒に御挨拶したことがある』と自慢し、『若者は、江川様と話ができるようになろう、が合い言葉であった』と言う。  英竜の一生を通観すると、不運な時期もあったが、最晩年には認められた。多くの懸案を残しての最期であったが、目的はほぼ達せられ、後に受け継がれて行く。亡くなって老中から惜しまれ、領民からは涙で送られる。もって、満足すべき一生といえよう。」  江川英龍の功績について歴史的な評価が足りないと思う。韮山塾、そして英龍の死後に下賜された芝新銭座の調練場で訓練を受けた西洋式戦法を身につけた者は、その後に鳥羽伏見から箱館まで戊辰戦争を敵味方に分かれて戦っている。それが明治に海軍陸軍が創設される前の戦闘経験として蓄積されている。日本の近代陸海軍の父といってよいと思う。  昭和の初期に発行された子供向けの江川英龍の伝記には、日本の陸海軍の父という表現があった。戦後になって、江川英龍の功績をいう歴史家が少ないのはとても残念だ。  その点、マンガながら、みなもと太郎『風雲児たち』は幕末維新を描くために関ヶ原から始めるというアプローチの中で、ペリー来航の前に欧米と向き合った先人を何人か登場させ、英龍も斎藤弥九郎や川路聖謨とともに活躍させている。私が江川の存在を知ったのは『風雲児たち』なのだが、特に安倍伊勢守正弘に登用されて以降の江川の活躍ぶり(酷使されて寿命を縮めたともいえるのだが)は、『風雲児たち』のキャラで脳内補完できた(^_^;)。

Posted by ブクログ

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