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ブリキの太鼓 池澤夏樹=個人編集 世界文学全集Ⅱ-12
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ブリキの太鼓 池澤夏樹=個人編集 世界文学全集Ⅱ-12

ギュンター・グラス(著者), 池内紀(訳者)

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ブリキの太鼓 池澤夏樹=個人編集 世界文学全集Ⅱ-12

3,960

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 河出書房新社
発売年月日 2010/05/14
JAN 9784309709642

ブリキの太鼓

¥3,960

商品レビュー

3.8

12件のお客様レビュー

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2022/09/20

220920*読了 二段組の強烈な長編であった。 まず、オスカルが3歳で成長を自ら止めた、というところから破天荒。 数々のエピソードが回想されたのだけれど、どれもが強烈すぎて、逆にどれをピックアップすればいいのやら…。 声で窓ガラスを割るとか、ブリキの太鼓を叩き続け、人の心を動か...

220920*読了 二段組の強烈な長編であった。 まず、オスカルが3歳で成長を自ら止めた、というところから破天荒。 数々のエピソードが回想されたのだけれど、どれもが強烈すぎて、逆にどれをピックアップすればいいのやら…。 声で窓ガラスを割るとか、ブリキの太鼓を叩き続け、人の心を動かすとか、こんなのは序の口。 すでに読んだ世界文学全集の中でいうと、「巨匠とマルガリータ」も悪魔が出てくるので強烈だったけれど、「ブリキの太鼓」は悪魔ではなく、人間が破天荒なので手に負えない。 登場人物の端々に、作者自身の人生が織り込まれていて、自分の経験と物語をうまくこね合わせているところも見事でした。 インパクトが大きすぎるけれども、おもしろかったです。

Posted by ブクログ

2021/07/14

作者は1999年のノーベル文学賞を受賞しており,その理由は「遊戯と風刺に満ちた寓話的な作品によって,歴史の忘れられた側面を描き出した」としている。 本作は,『猫と鼠』(1961年),『犬の年』(1963年)と続く,いわゆる「ダンツィヒ三部作」の最初を飾る作品であり,第二次世界大...

作者は1999年のノーベル文学賞を受賞しており,その理由は「遊戯と風刺に満ちた寓話的な作品によって,歴史の忘れられた側面を描き出した」としている。 本作は,『猫と鼠』(1961年),『犬の年』(1963年)と続く,いわゆる「ダンツィヒ三部作」の最初を飾る作品であり,第二次世界大戦後のドイツ文学における最も重要な作品の一つに数えられる。 筋としては,精神病院の住人である30歳のオスカル・マツェラートが看護人相手に自らの半生を語るという形で物語は進行していく。そこでの自画像は,3歳で成長が止まりブリキの太鼓を自己表現の手段として事あるごとに叩くといったもの。ただ,例えば異性への興味といった点では,3歳であることよりかは,30歳で失いつつあるものといった意味合いを感じさせる。また,善悪を超越した自我の象徴でもあろう。破壊神,とまではいかないが,間違いなくそれに準ずるパワーを有しているように思う。 語りの特徴に,一人称と三人称の混在が挙げられる。オスカルの体験した世界は,自分が見る景色のみならず,俯瞰した人々のうねりも含まれていた。内省と哄笑が入り混じる文体に,読んでいるこちらが分裂しそうであった。

Posted by ブクログ

2018/12/30

3歳で成長を止めたオスカルが第二次世界大戦前後のドイツを語る。体は子供だが精神面では大人びている、と少なくとも本人は思っている。その特異な視点で、当時の生活や社会をみる。その中身は、ユーモアあり、シニカルで悲劇的である。 今まで読んだことない形式の小説で面白かったが、そもそも文量...

3歳で成長を止めたオスカルが第二次世界大戦前後のドイツを語る。体は子供だが精神面では大人びている、と少なくとも本人は思っている。その特異な視点で、当時の生活や社会をみる。その中身は、ユーモアあり、シニカルで悲劇的である。 今まで読んだことない形式の小説で面白かったが、そもそも文量がかなり多いのと、もって回った語り口だったので、正直読むのにかなり労力がかかった。

Posted by ブクログ

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