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君が地球を守る必要はありません 14歳の世渡り術
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
発売年月日 | 2010/05/14 |
JAN | 9784309616605 |
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君が地球を守る必要はありません
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商品レビュー
3.6
10件のお客様レビュー
テレビでおなじみ、武田さんがちまたの環境保護のウソを暴きます。 中学生がこの世界とどう向き合っていくか、そんなコンセプトのこの「14歳の世渡り術」シリーズは普通見られない社会の側面で活躍する人が多く執筆していてとても読み応えがあるのですが、この本はその中ではちょっと異色の著者と...
テレビでおなじみ、武田さんがちまたの環境保護のウソを暴きます。 中学生がこの世界とどう向き合っていくか、そんなコンセプトのこの「14歳の世渡り術」シリーズは普通見られない社会の側面で活躍する人が多く執筆していてとても読み応えがあるのですが、この本はその中ではちょっと異色の著者と内容です。武田さんといえば、まあ、界隈で名の知れるようになった方で科学者でもあり環境に対して一家言持っている人でもあり、最近ではネトウヨのアイドルでもあります。 で、内容はといえばほとんど覚えていません。最後まで読めなかった、ということもありますが、覚えておく内容ではなかったのです。じゃあここで何を記録しておきたいかというと、読者を馬鹿にする本というのがあるのだ、ということです。 この本では冒頭に「二酸化炭素はそんなに悪いのか」という章があります。これは言わずと知れた地球温暖化に言及した章で、武田さんの立ち位置は地球温暖化否定論なのですが、その論点が「CO2悪者説のウソ」、つまり、温暖化論者はCO2が悪いと言っているけどそれはウソだ。ということなんです。さて、地球温暖化は多くの科学者もそうでない人もすでに理論とともに体感としても理解していることでしょう(原因はともあれ)。その中で、特に科学者の中で「CO2は悪者だ」と言った人が果たしているでしょうか。まずいません。なぜなら地球温暖化はCO2そのものではなく、大気中における(CO2をはじめとした)温室効果ガスの濃度の問題である、ということをみんな知っているからです。これを中学生に「CO2は悪くない」というのはちょっと許しがたいミスリードで、真摯な議論とはとても見えません。 さてさて、そんなミスリードはたまたまこの本だけじゃない?とも思ったのですが、実は武田さんの著作のいくつかでこうしたミスリード手法を見かけました。つまり、これは武田さんの得意とするレトリックなんでしょうね。こうもたくさんミスリードを多用する、というのは、相手にはわからないだろう、と馬鹿にしているからできることです。つまり武田さんは読者を馬鹿にして文章を書いているんだろうなあ。 そんなこんなで、その後も数章読みましたが、基本的には環境保護論者を腐して「地球のリソースは気にせずバンバン使え」といってる本で、正しいことを書いていると思える章もあれど、ウソやミスリードを使って乱暴な議論をふっかけられると、馬鹿にされているなあ、と感じて読む気が失せてしまい、読破に至らなかったのです。実はこんな本て初めて出会いました。 魂を削って一文、一章を書く。そうして読者に魂をぶつけるような文章を書くことは、読者を対等な人間としてリスペクトしているからこそできることでしょう。そんな本にたくさん出会って、今でも豊かな人生を送らせてもらっています。だからこそ僕は物書きに対して大きなリスペクトを持っています。武田さんも影響力のある人間として、たとえ中学生といえども(中学生だからこそ、か)真正面から目と目を合わせて語ってくれるような、そんな本を書いて欲しかったと思います。
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紙ストローにムカついて環境問題に興味を持ち始めて読んだ本。 最後の方の、温暖化になると南極の氷は増える、とか、北極の氷が溶けても海水面に影響は無いとか、冷静に考えれば「確かに」ってなることがたくさん解説されてて面白かった。(もちろんここに書かれてない他の複雑な問題とかはあるんだろ...
紙ストローにムカついて環境問題に興味を持ち始めて読んだ本。 最後の方の、温暖化になると南極の氷は増える、とか、北極の氷が溶けても海水面に影響は無いとか、冷静に考えれば「確かに」ってなることがたくさん解説されてて面白かった。(もちろんここに書かれてない他の複雑な問題とかはあるんだろうけど) あと、都会に住んでる人が森林を守りたがってるみたいなやつとかも、たしかになーって思った。現地の人が守りたいかどうかって考えたこと無かったなぁ。 茶碗捨てないのにペットボトル捨てるじゃん、とかも、結局お金儲けのために戦争が無くならないのと同じだよね( ´・ω・`) 自分で考えたり調べるって大事っていうメッセージが良いところ!
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この本に対しての感想は、賛否両論分かれると思います。 私は筆者に近い意見を持っていた為、すんなりと読む事が出来ました。 ただ、筆者が言うゴミ問題に関して、CO2は問題無いと言うところは同意だが、ゴミの量に関しては20分の1とは言いながらも、果たしてそれで本当に今後問題無いのかとい...
この本に対しての感想は、賛否両論分かれると思います。 私は筆者に近い意見を持っていた為、すんなりと読む事が出来ました。 ただ、筆者が言うゴミ問題に関して、CO2は問題無いと言うところは同意だが、ゴミの量に関しては20分の1とは言いながらも、果たしてそれで本当に今後問題無いのかというところを取り上げると、説得力に欠けると思います。 CO2問題を主に書いていますが、この本の本筋はそれでは無いことが非常に良いところです。 「情報を鵜呑みにせず、学校で習ったことを使って自分で考える習慣をつけてもらいたい」 「日本だけで環境問題を考えてはいけない」 「自然は大きい、人間は小さい」 これに尽きるとおもいます。 常に子供に伝えたい大事なことです。 学校では環境問題の授業があります。 私は違和感を感じています。 それに洗脳されるかのように、生徒の意見は表面だけの綺麗事に感じます。 なぜもっと宇宙規模で、世界に視野を広げて教えないのか。 もっと広い目で、たくさんの知識と資料を元に物事を考える力を養うことの大事さを、この本をきっかけに子供たちに気づいて欲しいと思いました。
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