商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 白泉社 |
発売年月日 | 2010/06/29 |
JAN | 9784592146421 |
- コミック
- 白泉社
セキララ彼女(2)
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セキララ彼女(2)
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商品レビュー
4
1件のお客様レビュー
少しライトでコミカルなテイストが加わって雰囲気が良くなった
珍しいことに百合的戯れで始まる最初の話で、本巻のテイストが前とは少し異なると示された気がする。肉欲に溺れる女のダメな性を描く作風は相変わらずながら、前巻ほどワルい男達が出て来なかったこと(ただ出番が少なかっただけだが)と、所々に少しコミカルな場面を入れたことで雰囲気が随分良くなっ...
珍しいことに百合的戯れで始まる最初の話で、本巻のテイストが前とは少し異なると示された気がする。肉欲に溺れる女のダメな性を描く作風は相変わらずながら、前巻ほどワルい男達が出て来なかったこと(ただ出番が少なかっただけだが)と、所々に少しコミカルな場面を入れたことで雰囲気が随分良くなったように思う。海水浴で真弓が2人の男に迫られる話にしても刹那の同情心が湧かないこともない展開だったし、麗奈に至っては普段とは真逆の“責め”に転じる話だったりする。どちらも後腐れのなさそうな話だったことも程良い軽さに繋がったと思う。そして、本巻のメインはルミのエピソードとなろうが、これが絵に描いたような濃厚な寝とられ展開ながら、幼馴染みの徹の機転によってなかなかアツい方向への転機になりそうな気配を漂わせていた。こういうエピソードを目にすると、本シリーズにも一抹の安息というか、ほっとする一瞬があるのだなと思えたりもする。おそらく(真弓ではなく)本シリーズのラヴ要素を担うことになりそうなルミと徹の今後に淡い期待も寄せたくなるところである。ただし、終盤に入って再び登場する真弓の話では、前回と趣を異にする新たな展開が見え始めている。新登場となる美術部の後輩【杉浦】との関係が真弓の悩みをさらに深めそうである。しかし、この純朴な杉浦青年との関係を見た時には、何となく『鷹月助教授の淫靡な日々』(著:艶々、アクションコミックス)に出てきた目黒君を思い出した。人物設定や真弓との関係性に相通ずるものを感じたが、これからは荒川先輩の押しに屈してしまう被虐の関係に、杉浦君を誘惑してしまうような逆展開の要素が加わるのだろうか。そして、栄太への背徳をより一層感じて悩みまくるのだろうか。真弓自身の気の持ちよう次第なのだが、これを言っては身も蓋もないか。
DSK