商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
発売年月日 | 2010/05/25 |
JAN | 9784122053168 |
- 書籍
- 文庫
小説の自由
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小説の自由
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商品レビュー
4.3
9件のお客様レビュー
思考を一生懸命追いかけていくように読んだ。すぐに脱線して、行きつ戻りつして読みました。それでも、わかったなんてとても言えないと感じている。普段の考え方とは違う考え方の体系があると感じたところまでが、自分の理解のせいぜいだと思う。
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保坂和志「小説の自由」読んだ。あーおもしろかった!去年に「小説、世界の奏でる世界」を台北で読み終えた後にシリーズ物と知り、古本屋さんで探していたらバサラにあった(バサラえらい)これが1作目、続いて「小説の誕生」の三部作。プロットや伏線ではなく文章や描写が小説なの、うん(つづく ...
保坂和志「小説の自由」読んだ。あーおもしろかった!去年に「小説、世界の奏でる世界」を台北で読み終えた後にシリーズ物と知り、古本屋さんで探していたらバサラにあった(バサラえらい)これが1作目、続いて「小説の誕生」の三部作。プロットや伏線ではなく文章や描写が小説なの、うん(つづく 小説には意味も教訓もない(ハルキムラカミを好きだという人たちが苦手なのは奴らが意味探しに躍起だから。ほんとバカみたい)粗筋に要約できない内容を説明できないのが小説なの。目の前にある文章を読んでそのまま受け止めないのなら何のために小説を読むのさ。思考のきっかけとしての読書(おわり
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物語の現前性という言葉が、純文学を堪能するためのフィルターというのはすごくしっくりきた。あるものをあるがままに。メタレベルで小説を読み解こうとするからダメなんだな。現実と混淆する物語ではないんだな。決して交わることのないパラレルな世界が広がっていて、そこにあるものを新しい視点で。...
物語の現前性という言葉が、純文学を堪能するためのフィルターというのはすごくしっくりきた。あるものをあるがままに。メタレベルで小説を読み解こうとするからダメなんだな。現実と混淆する物語ではないんだな。決して交わることのないパラレルな世界が広がっていて、そこにあるものを新しい視点で。読み方は頭では理解できた。しかし、その楽しみ方が出来るかどうかは甚だ不安である。小説が考えを深化させていくものだというのもなるほどーと嘆息。だけど、腑に落ちない。考えを深めるだけなら、他人にお金を払ってまで読んでもらおうとしなくても、一人で書いていればそれでよろしいやん。書きながら考える。書いたことで考えられる。アウグスティヌスの例は秀逸。読みながら思考する作品が確かに存在することが分かる。アレなら買うわ。矛盾してるけど。
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