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秘密諜報員ベートーヴェン 新潮新書
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秘密諜報員ベートーヴェン 新潮新書

古山和男【著】

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秘密諜報員ベートーヴェン 新潮新書

814

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2010/05/20
JAN 9784106103667

秘密諜報員ベートーヴェン

¥814

商品レビュー

4

9件のお客様レビュー

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2025/07/03

大胆な想像でベートーヴェンを映像化するなら、個人的にはこちらも、2本立てで見たいです! こちらの配役はちょっとカッコいい寄りでおねがいします、とはいえシュッとしすぎると嘘くさくなるのでほどほどがよろしいかと… ベートーヴェンが残したものに「不滅の恋人」にあてて書かれた3通の恋文...

大胆な想像でベートーヴェンを映像化するなら、個人的にはこちらも、2本立てで見たいです! こちらの配役はちょっとカッコいい寄りでおねがいします、とはいえシュッとしすぎると嘘くさくなるのでほどほどがよろしいかと… ベートーヴェンが残したものに「不滅の恋人」にあてて書かれた3通の恋文がある。宛名どころかイニシャルも愛称もない。郵便馬車の時間を気にかけながら、短い間隔で熱烈な言葉を書き連ね、一刻も早く届けたい、逢いたいと衝き動かされるような手紙。それなのに相手に届くことはなかったのか、死後ベートーヴェンの元で発見された。 一体誰に宛てたものなのか、数々の女性が候補に挙がったけれど誰も決定には至らない、ドラマティックかつ謎だらけの手紙。 これが実は、恋文の形を取った暗号文だとするのがこの本。恋文が書かれた1812年に起きたナポレオンのロシア侵攻と失敗、それに連動する政治・経済の変化。検閲の目を掻い潜って危機的な状況を伝えるために、カモフラージュとして恋文の形をとったのだ、というのが本書の説。 大胆な説だけど、この本で描かれるベートーヴェンはとにかくカッコいい。時代と国と人間が織りなす荒波の中にしっかりと立ち、言葉の表と裏を使いこなす知性がある。なんというか、ちゃんとした大人の男として成立している。 友愛と理想と未来と自由のために闘い、そしてその経験が後半生の様々な作品にも影響したのだという説。彼の死後の敬愛され具合まで納得いく気がしてしまう。 国際的な歴史や人物、そして何よりベートーヴェンの重要な作品と絡めたストーリーは説得力があり、ダイナミックで読み応え十分。これが真実かどうかは私にはわからないけれど、だったらすごい…!と思える本でした。

Posted by ブクログ

2019/07/01

タイトルからして痛快なトンデモ本かと思ったら、意外な説得力に戸惑いを覚える。 ベートーヴェンに「不滅の恋人への手紙」というのがあるが、誰宛なのかが分からず議論になっているという。これ、実は敵対する重要人物の動静を伝える、一種の暗号の手紙だったと解く本なのである。ナポレオンの支持...

タイトルからして痛快なトンデモ本かと思ったら、意外な説得力に戸惑いを覚える。 ベートーヴェンに「不滅の恋人への手紙」というのがあるが、誰宛なのかが分からず議論になっているという。これ、実は敵対する重要人物の動静を伝える、一種の暗号の手紙だったと解く本なのである。ナポレオンの支持勢力(ベートーヴェンはこっちに属する)と敵対勢力の権謀術数の話が絡む。 諜報員と言っても、スパイ活劇の登場人物的な話ではなく、この時代の著名人は大なり小なりこういう役割を担っていたんじゃないのかな。 ナポレオンやエステルハージ(ハイドンのパトロンの息子)といった名前、プラハ、カルルスバードなどヨーロッパの地勢関係などがわかるのもいい。

Posted by ブクログ

2013/03/28

西洋音楽に興味のない人でも全く違和感なく楽しめる。 検討する価値が十分にある仮説であり、それを一般向けに分かりやすく説明した点などで優れた新書である。 気鋭の研究者が書いた新書は面白い。

Posted by ブクログ