商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2010/05/03 |
JAN | 9784062162418 |
- 書籍
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画集 赤羽末吉の絵本
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画集 赤羽末吉の絵本
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商品レビュー
4.3
4件のお客様レビュー
良かった。 絵の中から日本の良さが滲み出ている感じした。 後書きの様に 父の声 赤羽茂乃 の文章が書かれている。 三男 研三の奥さんの様だ。 この文章の中で赤羽末吉の人間性が垣間見える。 最後に義父の汗をタオルで拭うと、 「ありがとう」と言ってくれた。 その後大量吐血し...
良かった。 絵の中から日本の良さが滲み出ている感じした。 後書きの様に 父の声 赤羽茂乃 の文章が書かれている。 三男 研三の奥さんの様だ。 この文章の中で赤羽末吉の人間性が垣間見える。 最後に義父の汗をタオルで拭うと、 「ありがとう」と言ってくれた。 その後大量吐血し他界したとある。 三男の嫁が父の最期の言葉を聴き、看取った。 と言う茂乃さんの熱い物を感じ取ることができる。 本書で、赤羽末吉の言う人を知った様な気がする。 絵本シリーズを復活させようと思った次第。
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「スーホーの白い馬」で知られる赤羽末吉さんは、アメリカ大使館勤めをしながら50歳を過ぎてから絵本作家になった。戦時中に住んでいた大陸の風景と戦後の湿った日本の風景が合わさってあのような画風になったそうである。今一度赤羽さんの絵本を読み直したい。
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赤羽末吉さんの絵がすてきだなぁ、と思っていたので、購入。 絵本とその絵本にまつわる赤羽さんのコメント、赤羽さんの絵本の作り方、知人による赤羽さんエピソード、著作リスト、年譜。 なんで突然『スーホの白い馬』だったんだろう?という疑問が解決。 赤羽さんは、若い頃満州で暮らしていて、戦後帰国してからはアメリカ大使館に勤めるかたわら、50歳で初めての絵本「こどものとも」1961年1月号『かさじぞう』を発表したのだという。 茂田井武さんの『セロひきのゴーシュ』を読んだことがある。 赤羽さんに絵本を描く決心をさせた作だったとは……良かったけれど、それほどいい絵だったのか、と、素人考え。 絵本の設計図が、音楽や文学のよう。 赤羽さんの目指したのは、「深く高く強くやさしく」(《鳥毛立女屏風》とりげだちおんなびょうぶ、樹下美人図/正倉院)。 それをきわめたのだと思う。 子どもに日本の美しさを届けたいと思う気持ちが、たまらなく、いい。 「日本の子どもに、色の少ない簡素な美しさを知ってほしい」(かさじぞう 1961年) 「私は子どもに、日本の風景がみせたいのだ。」(そら、にげろ 1978年)
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