商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 双葉社 |
発売年月日 | 2010/04/30 |
JAN | 9784575302141 |
- 書籍
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ガンダムの常識 宇宙世紀モビルスーツ大百科 ジオン軍篇
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ガンダムの常識 宇宙世紀モビルスーツ大百科 ジオン軍篇
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商品レビュー
4.5
2件のお客様レビュー
2015年7月28日読了。2010年刊のガンダム解説シリーズ、ジオン~アクシズ~ネオジオンなど、ジオン軍の系列にあるモビルスーツの特徴・設計思想・戦史における活躍などを概観する。搭乗するMSも多くそれぞれに割かれているページ数も少ないが、資源力に劣るジオン軍が劣勢を挽回すべく新機...
2015年7月28日読了。2010年刊のガンダム解説シリーズ、ジオン~アクシズ~ネオジオンなど、ジオン軍の系列にあるモビルスーツの特徴・設計思想・戦史における活躍などを概観する。搭乗するMSも多くそれぞれに割かれているページ数も少ないが、資源力に劣るジオン軍が劣勢を挽回すべく新機種のMSの開発を繰り返し、その分量産ラインに乗った優秀なMS機種は少なくある意味それが連邦への敗因になったという指摘など有意義な知識も色々得ることができた。一年戦争当時ニュータイプの研究は進んでおらず、サイコミュを搭載するために大型の機体が必要となり、それが厚い装甲を有する大型のモビルアーマーの形で実現したが、後の時代になるとサイコフレームなどの開発から小型化が実現し、「やや大きめのMS」サイズであるサザビーやニューガンダムにもサイコミュ搭載が可能になったとか、水陸両用MSは水冷を利用できるため、発射時の熱量の高いメガ粒子砲を装備することができたなどの設定には唸らされた。一年戦争のMSデザインは現在でも通用する普遍的カッコよさがあると思うが、Z、ZZ時代のMSは今見るとどうにも恥ずかしい。
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以前レビューした連邦軍偏に続く、ジオン篇。 今回も革新的な分類基準がいい味出してる。 ザク系列、グフ系列、ドム系列、ゲルググ系列、水陸両用モビルスーツ(以下MS)系列、モビルアーマー(以下MA)系列、その他のMS、アクシズ(ネオジオン)産MS/MAの8カテゴリーに分類。 型式で...
以前レビューした連邦軍偏に続く、ジオン篇。 今回も革新的な分類基準がいい味出してる。 ザク系列、グフ系列、ドム系列、ゲルググ系列、水陸両用モビルスーツ(以下MS)系列、モビルアーマー(以下MA)系列、その他のMS、アクシズ(ネオジオン)産MS/MAの8カテゴリーに分類。 型式で分類した連邦篇に対し、ジオン篇はその期待が置かれる戦略的な位置づけで分類している。オプションが幅広い汎用性重視のザク、対MS戦性能重視のグフ、対艦性・機動性重視のドム、前出3型の融合完成型であるゲルググ、少数精鋭型高級機としてのMA。 地上戦・宇宙戦・局地戦、対MS戦・対艦戦、陽動戦・殲滅戦…戦局に合わせてバラエティに富んだ機体を配置するというジオン軍の戦術論が感じられるカテゴライズになっている。これは、オールラウンダー型高級機であるガンダムによる汎用戦術を想定した連邦とは対極の図式であるという点も面白い。 またその多岐に渡る研究開発戦略の末に、同年代に存在する競合機に敗れていった幻の機体(ギャンがその好例)にもスポットを当てている点、MS開発3大メーカー(ジオニック社、ツィマット社、M.I.P社)の持つ個性傾向まで論じてる点は、マニアックで凄いの一言。 しかし、このジオンのMS開発戦略における、川上から川下のバリューチェーンや競合他社の存在は、日本経済と似通うものがありはしないか。 …うーん、やはりガンダムは深い。
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