- 書籍
- 文庫
カシオペアの丘で(下)
商品が入荷した店舗:店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
オンラインストア上の価格と店頭価格は異なります
お電話やお問い合わせフォームでの在庫確認、お客様宅への発送やお取り置き・お取り寄せは行っておりません
カシオペアの丘で(下)
¥792
在庫なし
商品レビュー
4.1
162件のお客様レビュー
うんまあ面白かったよ。赦しが大きなテーマになってて、そこに友情や親子の愛や憎しみや惜別やなんやらが壮大にごった煮になっている感じの物語。心揺さぶられる描写はいくつもあったし、特に息子との関係と青春時代のふたりのあたりは泣けた。でもね、末期ガンで余命幾許もない人物を中心に据えての物...
うんまあ面白かったよ。赦しが大きなテーマになってて、そこに友情や親子の愛や憎しみや惜別やなんやらが壮大にごった煮になっている感じの物語。心揺さぶられる描写はいくつもあったし、特に息子との関係と青春時代のふたりのあたりは泣けた。でもね、末期ガンで余命幾許もない人物を中心に据えての物語はやっぱり嫌いだよ。それを超えてきてくれる程の力はなかった。幼馴染っていいよな、とは思ったよ。俺にはいないからね。我が子と会えたのが一番の幸せってのは同意するし、色々な思いが沸き起こってきたけど、やっぱり物語として許せない思いは強かったな。物語の中で死んでいくのと、そのひとが死んでいくのを物語にするのとは違うと思っていて、後者は好きじゃないよ。
Posted by
上巻よりはストーリーの厚みがあり読み進めやすい しかし90を越える祖父がクラセンさんと呼ばれることにも引っ掛かりを覚え 「奧さんと息子さんにどんなことを言ってあげるんですか」上巻での生きているから伝えられる、の問いはどこにいったのか 上巻に加えて嫉妬や独占欲、本当の愛のような...
上巻よりはストーリーの厚みがあり読み進めやすい しかし90を越える祖父がクラセンさんと呼ばれることにも引っ掛かりを覚え 「奧さんと息子さんにどんなことを言ってあげるんですか」上巻での生きているから伝えられる、の問いはどこにいったのか 上巻に加えて嫉妬や独占欲、本当の愛のような話も加わり、ゆるす、ゆるされ、許しを乞うこと、と設定が多すぎて やはり最後まで感情移入できずに終わってしまった 重松清5作品目となったがとんび、がやはり秀逸だった
Posted by
テーマは許されるための物語でした 何度も何度も泣けてくるシーンが続く、個人的には「東京」が過去と現在が交わり両方の想いがシンクロして心に刺さりまくり、滂沱の涙が…電車じゃなくて良かった その後はもう心が麻痺したみたいで、シュンが最後の瞬間まで頑張っているのを見守るって感じでした...
テーマは許されるための物語でした 何度も何度も泣けてくるシーンが続く、個人的には「東京」が過去と現在が交わり両方の想いがシンクロして心に刺さりまくり、滂沱の涙が…電車じゃなくて良かった その後はもう心が麻痺したみたいで、シュンが最後の瞬間まで頑張っているのを見守るって感じでした こんなに泣かせにくるのはずるいけど、泣けると気持ちがスッキリするので、心のデトックスになる様に思いました 登場人物の中でゆうちゃんが一番好きになった、本当にいい奴ですね
Posted by