商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 幻冬舎 |
| 発売年月日 | 2010/04/08 |
| JAN | 9784344414693 |
- 書籍
- 文庫
ベイジン(下)
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ベイジン(下)
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商品レビュー
4
82件のお客様レビュー
まさか、そこで終わり!? あとがきが2010年3月ということもあり、その1年後に福島の原発事故。 先見の明どころか、まるで未来を見てきたかのような終盤の展開。 映画、小説にもなったフクシマ50の話と、かなり酷似している点があり、鳥肌が立つ内容だった。
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工事人の質の問題や地元の権力者の横やりなどで遅々として進まぬ上巻に対し、下巻は北京五輪開会式に合わせた原発の稼働というクライマックスに向けて一気に盛り上がり、頁を繰る手が止まらなくなる。 が、最終の終わり方に消化不良の思いも少々。 紅陽核電の技術顧問田嶋、核電運転開始責任者鄧学耕...
工事人の質の問題や地元の権力者の横やりなどで遅々として進まぬ上巻に対し、下巻は北京五輪開会式に合わせた原発の稼働というクライマックスに向けて一気に盛り上がり、頁を繰る手が止まらなくなる。 が、最終の終わり方に消化不良の思いも少々。 紅陽核電の技術顧問田嶋、核電運転開始責任者鄧学耕、それに映画監督楊麗清のそれぞれの視点で話が進む。 記録映画のメインにしようと楊の企画により、この3人が一堂に会する場面がある。 そこで楊は二人を繋いだ絆は?と問うと、田嶋は「希望」と答える。 「紅陽核電から始まるエネルギー新時代への希望であり、中国人民が心を一つにしたいと願う希望」と。 中国での原発建設を描いたこの小説に通底する言葉は「希望」、その他の場面でも様々な人物により語られる。 「誇りと希望です。あなたは、人民にそれを与えることが出来るはずです」 「そうだ。希望とは結果じゃない。信じること、追い求めることなんだ」 二人の絆を謳いあげる一方で、巻末の参考文献に加え著者の綿密な取材に基づいたこの小説、現代中国の裏の姿をも記している。 「そもそも我々は、日本人を憎むように国家から教育されてきたんだ。ごく最近になってようやく、軌道修正しようとはしている。しかし、国家から指導された反日行動を、党の要人が否定するなんてことはあり得ないんだ。・・・」 「中国人は絶対に謝らないし、自己批判もしない」 北京五輪の開会式当日に原発の稼働を迎えるが、技術顧問の田嶋は一抹の不安を覚え、かんと化して稼働を止めようと図る。しかし、中国は彼の指摘を抑え込み、強引に稼働を進める。そして田嶋の不安は的中し、原発内での火事に爆発。まるで、福島第一原発の事故を予感させるような事態に。 過去の事故で命を落とした田嶋の親友の言葉として語られる「原発は、我々に素晴らしい恩恵を与えてくれる。だが、人間の心に隙が生まれた瞬間、神の火は、劫火に変わる」 東電関係者が、この小説をしっかりと読んで対策を怠らなかったら、あの事故は防げたのではと夢想してしまう。
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一つの目標に突き進んでいく異国人の心の葛藤と心の繋がりを巧みに紡ぎ出す内容であった。勧善懲悪のエンディングを活字で読むことを期待したが、大連市長のその後や施設内の結末、鄧と朱の恋模様が読者の想像になってしまったことは残念である。
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