いままでの10倍ラクに記憶する法 心理学の先生が教える 王様文庫

内藤誼人【著】

• 販売会社／発売会社: 三笠書房
• 発売年月日: 2010/04/20
• JAN: 9784837965466

商品レビュー

2015/07/15

メモ

覚えたい、と思うこと。
チャートにすること
関連付けること
30分に一回復習しながら読む
大筋を理解してから読む
呼吸法
音読
脳内で反復する
ひとつをマスターしてから次のものを覚える

2013/05/03

「記憶力が良い人あの人は頭が良いからなんだろうなぁ」、とか思ったことはありませんか？ましてや「頭が良くないからどうしようもない」、とか諦めてはいませんか？

多くの方は、この記憶の良し悪しのことを考えた際に真っ先に頭の良さ、「脳」を思い浮かべると思います。
しかしこの「脳」の働きをよくするのは何か、と考えた際に何処にたどり着くかと言うと、心、感情である「心理」になります。

本書では心理学者である著者が「心理学」の観点から効率よく覚え、一度覚えたことを忘れず、そして必要なときすぐ思い出せる記憶術に関する考え方・テクニックについて紹介しています。

仕事、勉強、コミュニケーションなど様々な場面で物事を記憶する必要性に駆られることが多いと思いますが、覚えることが苦手な人ほど「覚える」という活動に対して、無頓着で、何も考えていないのだと考えさせられました。

読み進めば進めるほど「まさにその通りだ！」と思わされる内容が多く含まれていました。
しかし何より印象的だったのは、本書の冒頭に書かれていた、【「絶対に覚えれる」と自分に暗示をかけることが出来れば半分以上は記憶術が成功したようなもの】、と言うフレーズ。
自分自身がまさに上記で言う、無頓着人間だったんだなとハっとさせれました。

覚えることが苦手。物覚えが悪い。
そう思い込んでいる人にとっては考え方を改めることが出来、記憶力向上の手助けをすることが出来る1冊です。

【私的読書メモ】
・「ポジティブな心」が「脳をよりよく働かせる」潤滑油となる
・「記憶力」=「理解力」
・作業疲れを感じる時、大抵の場合「疲労」からではなく「飽き」から来ている
・覚えることに対して目的意識やゴールポイントを明確にすることで記憶力が向上される
・自分自身に質問したり、励ましたりすることで理解が促進される
・記憶する際に、自分が覚えやすいように「意味のわかるもの」に修正、変換する
・覚えたい対象を凝視し20秒間記憶することだけに集中することで大抵のことは忘れない
・記憶力が良い人は復習が上手い人
・記憶するのに適したタイミングは就寝前の90分間
・新しい情報を連続して覚える際は20分集中して10分間休むと効率が向上する
・読書で大切なのは「その本につきあうこと」ではなく「その本から効率よく知識を吸収すること」