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山本一力が語る池波正太郎 私のこだわり人物伝 角川文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 角川書店/角川グループパブリッシング |
発売年月日 | 2010/03/24 |
JAN | 9784041323427 |
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山本一力が語る池波正太郎
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山本一力が語る池波正太郎
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商品レビュー
3.7
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NHK教育テレビで放送された「私のこだわり人物伝」の文庫シリーズ化!「鬼平犯科帳」「剣客商売」「仕掛人・藤枝梅安」の三大人気シリーズをはじめ、数々の名著を著わした池波正太郎の作品と人物を、山本一力が語り尽くす
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前半は山本一力氏による池波正太郎へのラブレター。後半は短編二つとエッセイ一編。いずれも再録。どんな番組だったのだろう。
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冒頭文章は「初めての池波宅訪問」。直木賞を獲ったあと、文春出版局長から訪問の打診を受けた山本一力は、一もニにも快諾(懇願)した。それほど山本は池波ファンだった。しかし、その家に池波正太郎は不在だった。既に亡くなっていたからである。 ‥‥というような文章が続く。 本の体裁はまるで池...
冒頭文章は「初めての池波宅訪問」。直木賞を獲ったあと、文春出版局長から訪問の打診を受けた山本一力は、一もニにも快諾(懇願)した。それほど山本は池波ファンだった。しかし、その家に池波正太郎は不在だった。既に亡くなっていたからである。 ‥‥というような文章が続く。 本の体裁はまるで池波正太郎読本の如しであるが、半分以上の記述は池波正太郎にかこつけた山本一力の半生になっている。 これは作家の業なのだろう。 ところで、 知らない人も多かろうが、私は池波ファンである。 読むべき本は読んだので ブクログには数冊しか入っていない。 社会人として初めて東京に遊んだ時に選んだホテルが山の上ホテルだった。 池波の愛したホテルだ。 こじんまりとして格式があって、 お高い。 確かにひとりゆったりできる机があり、 丁寧に応対してくれるギャルソンがいて そのためだけに数万円上乗せする。 ということを学んだ。 流石に部屋に池波の絵はなかったが 何か曰くありげな絵があった。 山本一力も 「粋」とは何かを力説する。 一度泊まったきりだったけど今から考えれば 何か大切なことを学んだ気がする。 知りたくもない山本一力の半生を聞き齧りながら それでも作家、池波正太郎の「かんどころ」は キチンと押さえて語る。 「酸いも甘いも分かった、ええ男」と褒めるご母堂 白黒の中間の色合い「融通」を座右の銘にする山本 おとながいた町を描き分ける力量 野暮じゃなくて粋を尊ぶ「男の財布」 「NHK知るを楽しむ 私のこだわり人物伝」のテキストを基に改稿・加筆した。 それは半分で終わり、後の半分は池波正太郎の短編三遍を載せる。 そのうちの一つは鬼平シリーズの魁となった「白浪看板」(『にっぽん怪盗伝』)。あとは、いつもの食エッセイ「食べる」(『男のリズム』)と「縄張り」(『江戸の暗黒街』)。 古本屋の80円棚で発見。
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