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検証 シベリア抑留 平凡社新書515
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 平凡社 |
発売年月日 | 2010/03/15 |
JAN | 9784582855159 |
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検証 シベリア抑留
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商品レビュー
3.5
4件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
2010年刊行。著者は日露歴史研究センター代表(元朝日新聞社記者)。先に読破した「シベリア抑留」と被る内容も多いが、本書の特徴としては、①抑留体験を声高に主張してきた瀬島龍三(東京裁判ソ連検察側証人)の欺瞞の暴露、②反軍闘争と民主化運動の詳細。特に、シベリア天皇と称された浅原正基。これに関するソビエト共産党の思惑。③戦陣訓、ないし捕虜を恥と見る日本軍の心性とシベリア残留者の関係、④抑留者への特別恩給制度の不備。⑤韓国・朝鮮籍の抑留者の取り扱いなどが詳しい。
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【所在・貸出状況を見る】 http://sistlb.sist.ac.jp/mylimedio/search/search.do?target=local&mode=comp&category-book=all&category-mgz=all&m...
【所在・貸出状況を見る】 http://sistlb.sist.ac.jp/mylimedio/search/search.do?target=local&mode=comp&category-book=all&category-mgz=all&materialid=11000034
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「シベリア抑留」についての本を読むたびに、国家的悲劇という思いを持っていたが、本書はこの事案をよくわかりやすくまとめてあると感じた。 本書を読むと、当時のソ連のあまりにもあくどい国家戦略と日本の国家的過ちがよくわかる。 「第一義的にはソ連に最大の非がある」という事実と、「明...
「シベリア抑留」についての本を読むたびに、国家的悲劇という思いを持っていたが、本書はこの事案をよくわかりやすくまとめてあると感じた。 本書を読むと、当時のソ連のあまりにもあくどい国家戦略と日本の国家的過ちがよくわかる。 「第一義的にはソ連に最大の非がある」という事実と、「明治以降の日本の大陸侵略政策の破産が関東軍将兵らのシベリア抑留につながった」という経緯や、終戦時の対ソ交渉時の経緯を読むと、当時の日本の政治指導部がいかに愚かであったのかと痛感する思いがした。 そして戦後の日本政府の保証問題についての対応と旧西ドイツ政府の対応である。あまりにも日本政府の対応はひどい。 なぜこうも両国の「戦後処理」に差があるのだろうか。これは日本の民族性というよりは、この戦争に対する両国の戦後の認識に差があるからなのかもしれないと感じた。 本書を読んで、あまりにも重い歴史的事実に立ちすくむ思いとともに、日本政府の戦後処理の誤りは今も続いているのではないのかとの感想も持った。
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