商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 徳間書店 |
| 発売年月日 | 2010/02/04 |
| JAN | 9784198931193 |
- 書籍
- 文庫
沙門空海唐の国にて鬼と宴す(巻ノ1)
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沙門空海唐の国にて鬼と宴す(巻ノ1)
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商品レビュー
3.8
22件のお客様レビュー
夢枕獏さん 陰陽師シリーズを狂ったように読んでたのは中学生の時だったかな。笑 少しの懐かしさを感じながら新たな舞台を楽しんで読みました。 1巻で一旦完結するのかと思いきや全然取っ掛かりの物語でしたね。 これからどう展開していくのか楽しみです。
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- ネタバレ
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空海関連3冊目?高村薫『空海』が空海自身というより、真言密教の歴史と変遷、現代における空海や密教の存在価値を語ったノンフィクションで非常に重かったので、少し軽めと思って読んでみたが、お手軽過ぎた。マンガだ! 人気作家の筆による小説なので非常に読みやすくエンターテイメントとしては優れていて、いい時間つぶしにはなる。読書の楽しみのいくつかは満たしてくれることは間違いない。中学生で読んだなら「空海、すげー! かっちょええー!」と寝る間を惜しんで読んだだろうな。 北方謙三の『三国志』も吉川英治版を過激にデフォルメし、伝説のような甘い味付けの箇所を排除したハードボイルドタッチでワクワクして読んだ。続く『水滸伝』シリーズになってくると、だんだんそれが大仰になり、「あれ?これって『北斗の拳』を文章で読んでるようなもんか?」という感じになったもの。 なんとなく、この『空海』もそのニオイがする。 確かに、遣唐使で唐の国渡った間の記録がまったく残ってないという史実に基づいて、大陸に渡ってから書き始めるのは面白い。同じ空想の物語としても日本国内で数々の弘法大師伝説を物語化するよりはスケール感があって楽しい。 三筆と並び称された橘逸勢が、なるほど年代もほとんど一緒でいいコンビとなるわけだ、というのも本書を読んで初めて気づく(空海774-835年 逸勢782-842年)。二人の性格付け、人物造形も物語の主要登場人物として申し分なく筆者の手練れぶりがいかんなく発揮されている。 が、唐の国に渡り長安にたどり着き、大事件の端緒となるエピソードとして柄杓の精霊や妓楼での餓蟲(邪気のようなもの)退治などの話が出てくるあたりで「あぁ、これって『陰陽師』」!?となる(きっと、誰もが気付くだろうな)。もうそうなると橘逸勢が伊藤英明にしか見えなくなってきた(笑) 非常にテンポよく読める。その他の登場人物も魅力的で、伏線のはり方、物語の組み立てに破綻はない。単行本を手に取ったときは500ページほどのボリュームに一瞬ひるんでしまうが、会話を多用した文章は思いのほかサクサク読めてしまう(句点ごとの改行でもあり)。巻ノ一で実質ボリュームは通常の小説の文庫本200ページ分くらいか? この巻ノ一も物語の端緒に過ぎず、面白そうな出だしであり、勢いを駆ってそのまま読み進めようかとも思うのだが悩むところだ。恐らく、このまま読み進めば、それなりの時間つぶし、文字を読む快感、一定量のカタルシスと満足感は得られるだろうと予想する。でも、それって文章で『北斗の拳』を読み切った―! やったね、鬼退治完了!ってくらいのもんだろうな、というのも想像できてしまう。 巻ノ二以降は、悩ましいところだ。巻ノ四まであるし。。 (追記) なんだかんだで巻ノ四まで読了。冗長な巻ノ二の後半から巻ノ四の序盤部分はできればカイツマンデ欲しかった。表題の通り、鬼との宴がクライマックスではある。死者と生あるものが一堂に会し舞を舞う、これはお能の話?(能の形が完成するんはこの時代よりもっと後だけど)。 僧(ワキ)=空海がいて、霊(シテ)=玄宗、楊貴妃の時代の人物がいて、最後に成仏、鎮魂される様は夢幻能の世界だね。 やはりマンガ感は否めなかったが、読後感は悪くない。 著者の自画自賛の”あとがき”は要らないけど。 描き出して(1987年から)本になるまで(2004年)、足掛け18年という年月というのはスゴイ。空海の話として書きはじめ、書いているうちに、安倍仲麻呂や楊貴妃のクダリを思い付き、どんどん話が伸びていったというのも(あとがきより)週刊少年マンガ(ジャンプ的)のようでもあるのだけど(苦笑)。
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若き空海、怪異と出会う 【内容】 唐にやってきた空海は相棒の儒学者逸勢とともに不思議な事件に対することとなった。 【感想】 そこそこ分厚い一冊でまだ最初の事件はとっかかり部分かなあ。なかなかたいへんですが読むのがしんどいというような感じではないのでゆったりゆったりやってくれれ...
若き空海、怪異と出会う 【内容】 唐にやってきた空海は相棒の儒学者逸勢とともに不思議な事件に対することとなった。 【感想】 そこそこ分厚い一冊でまだ最初の事件はとっかかり部分かなあ。なかなかたいへんですが読むのがしんどいというような感じではないのでゆったりゆったりやってくれればいいかなあと思います。(2013年06月15日読了)
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