商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2010/01/28 |
JAN | 9784101312811 |
- 書籍
- 文庫
暗渠の宿
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暗渠の宿
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商品レビュー
3.8
95件のお客様レビュー
「私」とはカンタなのか、著者のことなのか、このシリーズは境界線があいまいである。他の皆さんのレビューを読んで「カンタ」ってことにしていいような気がしてきました。「けがれなき酒のへど」は、「私」がどうやってエリに騙されてしまうのか、ページをめくる手が止まらなかった。「暗渠の宿」は恋...
「私」とはカンタなのか、著者のことなのか、このシリーズは境界線があいまいである。他の皆さんのレビューを読んで「カンタ」ってことにしていいような気がしてきました。「けがれなき酒のへど」は、「私」がどうやってエリに騙されてしまうのか、ページをめくる手が止まらなかった。「暗渠の宿」は恋人と同居を始めた初期の話であるが、いずれ彼女に出て行かれてしまう未来が書かれていたので、今回こそ出て行かれてしまうのではないか?と思って読んでいた。しかし、まだ出て行ってませんでした笑。自分だったら手を挙げられた時点で即アウトだと思う。出て行かない彼女を不思議に思う。あんなことまでされてもカンタが好きなのだろうか?なんか自分がおかしいのかな?という気さえしてくる。他の小説も読んだけど、それまではダメなりにどこか憎めなかったが、今回ばかりは許せないかもー。彼女に対しての言葉の暴力、体の暴力に心底腹が立っている。自分のことを書いている小説なので、こんなにも酷い人なのに、綺麗な文章を書くのだなと思っている。出版年順に読んでいて、次も楽しみである。
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収録の「けがれなき酒のへど」で不様にも大金を騙し取られ、「暗渠の宿」での秋恵に対する態度は相変わらず。話の中でたびたび出てくる過去の話などが、何冊も読んでいくうちに北町貫太に対する知識の補強になって、読めば読むほどのめり込んでしまう。それにしても秋恵という人はいまの価値観で考える...
収録の「けがれなき酒のへど」で不様にも大金を騙し取られ、「暗渠の宿」での秋恵に対する態度は相変わらず。話の中でたびたび出てくる過去の話などが、何冊も読んでいくうちに北町貫太に対する知識の補強になって、読めば読むほどのめり込んでしまう。それにしても秋恵という人はいまの価値観で考えると異常なほどに辛抱強く健気だ。彼女の魅力も西村賢太作品のひとつの魅力である。
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可哀想でしかないが、自業自得であり、 不幸になれば、怒れば怒るほどに、貫多は味が出ます。どうしようもないこのクソったれが、どうしても憎めず、活力さえもらっている。
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