商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 角川書店/角川グループパブリッシング |
発売年月日 | 2010/01/22 |
JAN | 9784042179115 |
- 書籍
- 文庫
ストーリー・ガール(1)
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ストーリー・ガール(1)
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商品レビュー
3.6
14件のお客様レビュー
カナダで一九九〇年代に制作され日本でも放送されたテレビドラマシリーズ『アボンリーへの道』が大好きで、最近またDVDを少しずつ見直し始めた。そのドラマの原作がこの本とその続編だというので、ずいぶん前に買ってあったのをやっと読んだ。 原作といっても“ベースにした”という程度で、人...
カナダで一九九〇年代に制作され日本でも放送されたテレビドラマシリーズ『アボンリーへの道』が大好きで、最近またDVDを少しずつ見直し始めた。そのドラマの原作がこの本とその続編だというので、ずいぶん前に買ってあったのをやっと読んだ。 原作といっても“ベースにした”という程度で、人物一覧の時点でドラマとはまあまあ異なる。私は育休期間中にシーズン7までの全話を見て全話の感想メモをブクログに書いているので、一度しか見ていないわりにはこのドラマに関しては記憶がはっきりしている。そのため、ドラマのあのエピソードは原作のこれが元ネタなのだなとか、あのキャラクターは原作のこの人とこの人のこんな要素を引き継いでいるのだな、などと勝手に納得しながら読むのが楽しかった。続編『黄金の道』や、『赤毛のアン』シリーズ(私は第一作しか読んでいないのでよく知らないが、ドラマはアンが去った後?のプリンスエドワード島が舞台となっており、マリラやリンド夫人も準レギュラーとして登場している)を読んでいけばもっともっとこういった発見に出会えるのだろう。その時が来たら読んでみよう(今はいいや、という気分)。 セーラ・スタンリーという十四歳の少女がいて、この子はたいへんお話がうまく、決して美人ではないが彼女が話すと不思議な魅力で誰でも惹き込まれてしまうため、タイトルにもなっている「ストーリー・ガール」というあだ名で呼ばれている(つまりアンっぽいわけだが、私はレオ・レオニ『フレデリック』のことも思い出す)。セーラの他にも似たような年頃の子どもたち七人が登場し、それぞれ主役ばりに長所と短所を存分に発揮して活躍する。それだけにやや散漫な印象はあったが、美しい子ども時代の終わる直前の眩しさを描きたかったのかもしれないと思うと、少女たちの髪や素足の美しさ、服装や料理といった生活様式のリアリティ、果樹園に吹く風の匂い、空の色、小鳥のさえずり、全てがなんだか切ない。 男の子たちの中では、ただ一人「雇われ人」であるピーターが印象的。貧しいし学校にも通っていないけれど、紳士であり、おばの本をよく読んでいるため教養もあり、宗教についての意識も誰よりも深い。ドラマではピーター少年は序盤に出てきてすぐフェイドアウトするのだが、もしかしてシーズン2から登場するあの人は、原作ピーターから生まれた第二の人物なのかな。続編も読んでみないと確かなことは言えないが、そんな気がしている。ドラマ『アボンリー』ファンとしては、ドラマ化スタッフがなんと良い仕事をしたか…!という感動の大きい読書だった。
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モンゴメリが赤毛のアン以上に愛していたというストーリーガール。昔よんだが、還暦を迎えて再び読もうとは❗ ストーリーガールことセーラ スタンリーをはじめ、ベバリー、フェリックス兄弟、フェリシティ、セシリー、ダン、友達のセーラに雇い人のピーター。この8人の子供たちのプリンスエドワード...
モンゴメリが赤毛のアン以上に愛していたというストーリーガール。昔よんだが、還暦を迎えて再び読もうとは❗ ストーリーガールことセーラ スタンリーをはじめ、ベバリー、フェリックス兄弟、フェリシティ、セシリー、ダン、友達のセーラに雇い人のピーター。この8人の子供たちのプリンスエドワード島での日々が美しい風景描写と 共に描かれている。 読んでいて、子供たちに共感しつつ、自分は彼らの親の世代すら越えてしまったというこの現実! 昔読んだとき、図書館建設費用の寄付金を集めて回ったストーリーガールが、キャンベル氏に掛け算表を読み上げるよう求められるシーンが印象的だったが、今回もこのシーンが素晴らしい!彼女が口に出して言うと、3×3はじつに馬鹿馬鹿しく、5×6は目に涙を誘い、12×12は勝利を告げるトランペットのように響き渡った❗ どんな声でどのように読み上げるのか、私も聞いてみたい。
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いかにもモンゴメリらしい、ほのぼのした作品。 これの前に読んだ『青い城』が自分にはすっごく気に入ってしまったので、恋愛の要素のないこちらの作品は少し物足りなく感じてしまいました。もちろんモンゴメリ好きにはおすすめですが。
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