商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | メディアファクトリー |
発売年月日 | 2010/01/22 |
JAN | 9784840131599 |
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商品レビュー
5
1件のお客様レビュー
二転三転するジェットコースター展開が心地良い
桃井巧:高校2年生の主人公。知恵者。ちょっと泣き虫 桃井ヒナ:高校1年生。巧の妹。ブラコン。巨乳幼女。ある意味メインヒロイン 立花栞:転校生。巧のクラスメイト。不器用。鈍感。メインヒロイン 日下部小町:巧の“仕事上の”サポート役。最初から巧にちょっとフラグ立ってる感じ ...
桃井巧:高校2年生の主人公。知恵者。ちょっと泣き虫 桃井ヒナ:高校1年生。巧の妹。ブラコン。巨乳幼女。ある意味メインヒロイン 立花栞:転校生。巧のクラスメイト。不器用。鈍感。メインヒロイン 日下部小町:巧の“仕事上の”サポート役。最初から巧にちょっとフラグ立ってる感じ 巧がアルバイトとしてプレイする電脳世界と現実世界が交錯する面白展開が、最後に作者お得意の二転三転してさらに一捻りする盛り上がりを見せる新シリーズ。この電脳世界をゲームとしながらも、単なるゲームに留まらない不穏なものを漂わせつつ、シリアス一辺倒でもない世界が展開されている。超のつくブラコンなヒナの「兄離れ」を思いつつ、自分もまた無自覚ながらかなりのシスコン的妹思いな側面を見せる巧が、時に悩んだり挫けたりしながら、自分に足りない素養を持つ最高のパートナーを見つける、その端緒が描かれている。これは、正反対の要素を持ちながら「似た者同士」な栞も同じである。 このゲームという名の電脳世界だが、幾つかのルールがありながら当初から一部に規格外や想定外の要素が見られる。これらが今後の鍵を握るものと思われるが、こうした敵対勢力の登場や、これが学園方面にも飛び火しそうな伏線が今後の展開を楽しみなものにさせている。おそらく次巻では生徒会や生徒会長がチラ見せ程度くらいには出てきそうな気がするし、今のところは現実世界でしか出番がないヒナの存在が敵側の策略で悪用されないか心配になったりもする。この兄ラヴ一直線で無防備なヒナもまた鍵を握る存在になるかも?である。しかし、裏の裏をかいたら相手がさらに裏をかいていた、というジェットコースター展開が相変わらず冴えている。キャラのテイストが随分こなれているので、前シリーズ『ぴにおん!』で「ストーリーや展開は良いんだけどキャラがなぁ」と感じた諸兄には充分におすすめできる作品だと思う。
DSK