十津川警部あの日、東海道で ジョイ・ノベルス

西村京太郎【著】

• 内容紹介: 日下刑事は学生時代最後の春休みに、一日に2件の人身事故と交錯していた。・・・そして、五年後。「喫茶店主が轢き逃げされた」という新聞記事と「東京での男の刺殺」。日下は事件を結ぶ糸を感じ、十津川警部にあることを伝える。広重が絡む事故死と殺人の捜査が始まる！テレビドラマなどでもお馴染み、推理界に不動の地位を築いている著者の長編トラベル・ミステリー。
• 販売会社／発売会社: 実業之日本社
• 発売年月日: 2010/01/21
• JAN: 9784408505183

商品レビュー

2012/05/16

刑事の学生時代の事件から始まる。
同じ日に東海道で死亡事件が2つ。
ちょうど、青春18切符できままな旅をしていた。
亡くなった一人とは顔を合わせている。

事件ではなく事故として処理され5年が経過。
ちょうどその時に寄った喫茶店の所有者が交通事故死。
その喫茶店にあったのと同じ版画を持った男が東京で殺される。

細い糸が，からみあいながら繋がって行く。

私立探偵が裏でいろいろ活動する。
警察に先に情報を伝えずに，復讐に加担した私立探偵。
十津川警部は激しく起訴を主張したのは、
彼女，彼らの心情を汲んでのことだと思われる。

上部を説得するのに、思ったことと反対のことを激しく主張するのも手なのだろう。