商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
発売年月日 | 2010/01/18 |
JAN | 9784309205311 |
- 書籍
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グリニッチヴィレッジの青春
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グリニッチヴィレッジの青春
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商品レビュー
4.3
4件のお客様レビュー
60年代の激動を生み出した震源地グリニッチヴィレッジに集まってきた若者の多くが<赤いおむつの子どもたち>、つまり一時代前のマッカーシーの赤狩りで追放された世代の子どもたちであったという著者の指摘は、当時高校生や大学生だった世代の日本人には目からウロコの話なのではないだろうか。 ...
60年代の激動を生み出した震源地グリニッチヴィレッジに集まってきた若者の多くが<赤いおむつの子どもたち>、つまり一時代前のマッカーシーの赤狩りで追放された世代の子どもたちであったという著者の指摘は、当時高校生や大学生だった世代の日本人には目からウロコの話なのではないだろうか。 今以上に日米の距離が遠かったあの当時、何かよく分からないがとんでもなく刺激的なことが始まってるなというのが日本人の平均的な感想だったのだろうが、彼らにしてみれば前の時代や過去の伝統に対する当然の反発だったという著者の指摘は、今ならまことによく理解できる。
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ディランのことも勿論、触れられてはいるけれど、それより何より、この時代に、グリニッジ・ビレッジというある意味ではとても特殊な町で、若者たちがどんなことを考え、行動し、暮らしていたかが伝わってきてとても面白かった。 皆がそれぞれに「特別」感のある生き方をしている時代に、その渦中で生...
ディランのことも勿論、触れられてはいるけれど、それより何より、この時代に、グリニッジ・ビレッジというある意味ではとても特殊な町で、若者たちがどんなことを考え、行動し、暮らしていたかが伝わってきてとても面白かった。 皆がそれぞれに「特別」感のある生き方をしている時代に、その渦中で生きていたディランとスージーの様子が生き生きと描かれていて、雑多な考えや人やものがごちゃまぜになっている時代ならではの、この町の匂いが漂ってくるよう。 スージーもディランも、他とは違う、普通じゃない部分があったからこそ、余計に周囲に翻弄されてしまったのだろうけれども、たとえそうでなかったとしても生きにくかっただろうと思われる女性の地位やステレオタイプな価値観なども垣間みえて興味深かった。チラッと登場するデイヴ・ヴァン・ロンクの言動も、彼の素顔を見るようで面白い。 長らく貸してくださったTさん、ありがとうございました!!
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※このレビューにはネタバレを含みます
ボブディランの・・ グリニッチヴィレッジの歴史書。 ひとりの女性の歴史書。 賢くて、人生に情熱をもっている女の人! 素敵なひとなんだろうな。 1960年代の外国の歴史も分かる。 自分のこともこんなふうに書けるだろうか。って、こんなに政治ちゃんと知らないし、社会のためにって意識もあまりない・・。 それと比べたらこの時代はすごく情熱的。 時代が熱かったからか、凄い名前ばかり出てくる、ありふれた名前みたいに。 マンハッタンに観光で行ったときの印象と重ねてみて、ここは行ったあたりかなとかやってみて、楽しかった。
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