トギオ

太朗想史郎【著】

• 販売会社／発売会社: 宝島社
• 発売年月日: 2010/01/07
• JAN: 9784796675284

商品レビュー

2024/04/28

以前読んだ「さよならドビュッシー」と一緒に"このミス大賞"受賞作とのことで読んでみた。

はじめの10ページくらいで自分には合わず諦めようかと思ったが、チラッとレビューを覗いてみると低評価や酷評が多く、はたまた絶賛の声もあったので、逆にハードルを下げて読むことができた。賛否ある作品ならば無理して理解しようとせずに、わからなくてもいいからまずは読んでみよう、と。

面白さを見出せそうな部分が時折ありそうな無さそうな、掴めそうで掴めない自分の読書力の無さが憎らしい。ということにしておく。

2022/02/14

未来の人間像なのかSFなのだろうけど、何が何やら。ゲスい内容が多いし、個人的には全く受け付けられない作品だった。オリガミって何？
閉鎖的な村だったり、ヤクザ、宗教、何をとっても救いのないお話。

2019/03/03

2009年 このミステリーがすごい大賞 大賞受賞作品。

独特の世界観で難解。これはミステリーなのか？と感じてレビューを見ても、評価は大きく別れてます。

全体的に仮想世界か未来世界の物語。第一部はまるで昔の日本の村社会の陰鬱な闇の部分を描く。第二部は村を出てさらに鬱屈する。第三部は都会に行き、そこで少し持ち直す。第四部は仮想空間と行き来しながら、都会滅亡の瞬間を迎える。

ファンタジーノベル大賞があればそっちに近いと思います。