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蛍火 ガッシュ文庫
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蛍火 ガッシュ文庫

栗城偲【著】

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蛍火 ガッシュ文庫

639

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 海王社/海王社
発売年月日 2010/01/08
JAN 9784796400299

蛍火

¥639

商品レビュー

3.8

10件のお客様レビュー

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2014/12/03

倦怠期の四十路カップルが愛を再確認する話。作者買いしてみたものの、くっつく過程や、くっついてからのイチャラブが好きな身としては好みではなかった。あらすじとかから、わかってはいたけれど…。なんていうか、リアルすぎて…(^^;)そしていくら倦怠期と言っても、浮気はだめだと思う…。

Posted by ブクログ

2012/10/08

付き合って20年のカップルについて書かれた話。 始めの冷め切ってしまっている関係については、なんだかとても自然な流れで、リアルな感じがしました。 その後少年との不思議な出会いを挟んで、二人の関係がどう変化していくのか…。 他の小説とは違うアプローチの方法がよかったです。

Posted by ブクログ

2012/04/27

主人公は、大学の時から20年間連れ添ったアラフォー同い年の、大学教授×中堅小説家。倦怠期を維持して同居人レベルの関係になってしまった二人です。綾小路き●まろも驚きそうな、馴れ合いすぎて新鮮味を失くした♂×♂cpのリアリティあふれる「熱愛のその後」 よく言えばしっとりした大人の話...

主人公は、大学の時から20年間連れ添ったアラフォー同い年の、大学教授×中堅小説家。倦怠期を維持して同居人レベルの関係になってしまった二人です。綾小路き●まろも驚きそうな、馴れ合いすぎて新鮮味を失くした♂×♂cpのリアリティあふれる「熱愛のその後」 よく言えばしっとりした大人の話で、穿った言い方をすれば夢もロマンもないビターな切り口で、表題作のみだったらBLとは言い難いです。男女の夫婦でありがちなことが、男同士のcpで描かれていているんですよね。 でも、興味は湧きます。 特に、男同士という壁を乗り越えて結ばれた二人が、王子様とお姫様のようにめでたしめでたし、末永く幸せに暮らしました、などとおとぎ話のようにはいかないことを知っている読者には、溜飲の下がる思い。シビアだけど。 どんな熱愛カップルでも、夫夫ゲンカもすれば、浮気もして、心が離れてしまう事もありえるのです。事実はそんなもの。 大学教授の洸一と作家の千里も、例にもれずささいなことでケンカになり、家を出たのは攻の洸一でした。憤懣やるかたない洸一はヤケになり、夜の新宿で自分の子供くらいの年齢の健太と知り合います。そして、なりゆきで遠くに行きたいという健太と3日間一緒に、東北を旅する事に。千里と面影が似た健太と、生まれ育った場所に近い地方を旅行することで、洸一は忘れていた愛する人への想いを甦らせるのです。 ケンカしてキレて家を飛び出した洸一が、冷静になって自分を見つめ直す様子が淡々と、丁寧に描かれていて切なくさせられました。色っぽいシーンはなかったけれど、洸一の気持ちが全部頷けるくらい上手く描かれています。 書き下ろしは同じ時間が千里視点で読めます。これがまた面白かった!2004年の投稿作品だった表題作より、垢抜けています。こちらはプラス、知りたかった二人の大学時代の出会いから恋人同士になるまでが、千里の回想という形で知ることができるのがポイント。昔を思い出すことによって、千里の洸一への情熱もまた熱く甦るところがステキでした。セックスレスだった二人のお久しぶりなベッドシーンに照れました。 「未来航路」は、グッと軽いタッチでラブ復活ぶりが上手く描かれていて、湿っぽさを一掃しています。健太のこともきちんとおさめていて拍手。

Posted by ブクログ

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