商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 早川書房 |
発売年月日 | 2010/01/15 |
JAN | 9784152090980 |
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3.4
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2020/1/6読了予定。主人公は、ブックメーカー経営の ネッド・タルボット。ディック・フランシスと息子のフェリックス父子との共作。当然全盛期のディック・フランシ スと文体とは異なるが、時代の変化(特に、コンピュータシステム)の中でのテーマを取り入れたりと興味深かった。 しか...
2020/1/6読了予定。主人公は、ブックメーカー経営の ネッド・タルボット。ディック・フランシスと息子のフェリックス父子との共作。当然全盛期のディック・フランシ スと文体とは異なるが、時代の変化(特に、コンピュータシステム)の中でのテーマを取り入れたりと興味深かった。 しかし、主人公の正義感や優しさ、執着心、プライドなど そもそもの父フランシスのスタンスの維持は引き継がれていて十分に楽しめました。日本の競馬システムとの違いも興味深く感じました。
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大好きな作家の遺作だから、ずいぶん前に買ったけど大事にとって置いたのである。読み終わってしまえば、もう次はないのだから。しかし、とうとう我慢できずに読んでしまったのである。 正直言って、期待はずれである。話はおもしろいのだ。ブックメーカーの主人公に、行方不明の父が絡み、殺人...
大好きな作家の遺作だから、ずいぶん前に買ったけど大事にとって置いたのである。読み終わってしまえば、もう次はないのだから。しかし、とうとう我慢できずに読んでしまったのである。 正直言って、期待はずれである。話はおもしろいのだ。ブックメーカーの主人公に、行方不明の父が絡み、殺人と競馬を巡る不正があり、また精神を病む妻を含めた人間模様があり、なかなか痛快なコン・ゲームやカー・チョイスまである。サービス満点だ。 でも、ダメだ。主人公にあこがれられないのである。ある意味頑固なんだけど、一本筋が通っていると言うよりも、単なる意固地な男に読めてしまう。おそらく、ブックメーカーというさげすまれがちな職業の主人公が、自分なりの誇りを持って生きている姿を書こうとしているのとは思う。だけど、それが説得力を持って迫ってこないのだ。もうひとつ語りすぎてしまうからなのかもしれないし、好き嫌いや意地だけで行動を決めているように感じられるかもしれない。どうしても好きになれないのだ。 数作前から、つまり息子さんとの共著で復活してから、そういう傾向が感じられるのは否めない。どうやら僕は、父親ほど息子さんを好きになれないらしい。別の作家なのだから当たり前か。 たぶん、本当の意味で「さよなら、ディック・フランシス」になりそうだ。
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確か息子さんは、数学の先生だったと思う。掛け率とか、イギリス各地の競馬場とか、ミステリ以外が面白かった。只この作者の定番パターンとしては、どれも中途半端ではないかと思う。最終作? とても残念です。
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