商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | メディアファクトリー |
発売年月日 | 2009/12/24 |
JAN | 9784840131278 |
- 書籍
- 文庫
きゅーきゅーキュート!(11)
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きゅーきゅーキュート!(11)
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商品レビュー
4.5
2件のお客様レビュー
今回はかなり面白い!
バレンタインで手作りチョコという定番王道ネタを巧みに利用してヒロイン達の願望を上手く描いた今回は大成功ではなかろうか。あらすじに書かれているようにフォンターナ家九女テンペランスの「願望パウダー」なる魔薬が混入されたチョコが巻き起こす騒動が予想外の威力で実に面白かった。 この...
バレンタインで手作りチョコという定番王道ネタを巧みに利用してヒロイン達の願望を上手く描いた今回は大成功ではなかろうか。あらすじに書かれているようにフォンターナ家九女テンペランスの「願望パウダー」なる魔薬が混入されたチョコが巻き起こす騒動が予想外の威力で実に面白かった。 このパウダーはバレンタインの翌日、物語的には第四章の後半から急に効き目が出る。黒媛いきなりの変貌が驚嘆である。これまでのような遠慮のない強力無比の積極さで理刀の新妻(むしろアツアツの同棲中って感じ)を演じて読み手を悶絶の極みに叩き込む。これはヤバイ。前巻『SS』の比ではない破壊力が炸裂している。実はこれには捻りのある事情があって黒媛の願望100%とも言い切れないのだが、もっともっと読みたいと思わせるニヤニヤ度は100%、あるいはそれ以上の場面だった。似たような積極さで理刀を誘惑する巴の蠢惑的な振る舞いも瞬間的には黒媛に負けていない。ただ、キュートはどうなるかと言うと、これが意外にも別の方向に暴走して本巻のクライマックスを演出することになる。理刀への想いに負けないくらいの“もう1つの願望”が噴出して大混乱!となるが、解決法が割とはっきりしているので、ハラハラドキドキというより、どのように収束させるかを楽しみながら読めた。理刀の最後の一言が効いている。物語としてはほとんど進展していないが、バレンタインの良きドタバタ騒動という面白いエピソードとして、いつもは真面目なヒロイン達があからさまにはっちゃけるギャップを楽しむには申し分のない出来の良さである。
DSK
刊行時期からすると多少早いですが、2月はバレンタインデーのお話。 お菓子メーカーの策略だろうがなんだろうが、思春期男女にとっては一大イベント。 黒媛・巴・百香にとっては、ある意味なじみの感はするのだろうが、魔界育ちのキュートやスイートにとっては初めて。 もちろん魔界の第二王女たる...
刊行時期からすると多少早いですが、2月はバレンタインデーのお話。 お菓子メーカーの策略だろうがなんだろうが、思春期男女にとっては一大イベント。 黒媛・巴・百香にとっては、ある意味なじみの感はするのだろうが、魔界育ちのキュートやスイートにとっては初めて。 もちろん魔界の第二王女たるササラ姫もその一人。 心を込めた手作りチョコを送る相手は当然・・・ そんな中、ササラ姫が持ち込んだチョコには「願望パウダー」なるものが混入されていました。 とは言え「願望パウダー」で適う願いは些細なもの。 魔界の住人にとってはお遊びのようなものですが、普通の人間にとってはどうでしょうか? 理刀の新妻になった黒媛。 ダイタンになった巴。 そして魔力の上昇したキュート。 先の黒媛SSはこのための布石か?と思える黒媛の行動はうらやましい限りです。 さて、物語終盤にキュートの魔力は、パウダーの効果以外の存在の影響か、一桁台クラスのお姉さま方に匹敵するぐらいに上昇。 何とかみんなの機転もあり、キュートは無事でしたが、キュートの過去、リイザがキュートを溺愛する理由、「封印術式を分解」という文中のセリフ・・・ これらの伏線がちりばめられていますが、察するにキュートがオチコボレなのには理由がありそうです。 それとは別に面白いのが、70ページからの毒舌丸のチョコ解説。 「湯せんの際、数滴の水がチョコレートに入ったようです」って、そんな差異が解るものなのだろうか!? 武藤此史氏のイラストもあり、その凄さが際立ちます。
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