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警官の血(上) 新潮文庫
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警官の血(上) 新潮文庫

佐々木譲【著】

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警官の血(上) 新潮文庫

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商品詳細

内容紹介 親子三代に渡って警察官となった男達の人生を、戦後の昭和から平成にかけて描いた大河小説。実直な祖父、苦悩の父、それぞれが立ち向かい、警官の責務を全うした二つの事件‥半世紀をかけて和也が辿り着いたその真相とは?
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2009/12/24
JAN 9784101223223

警官の血(上)

¥880

商品レビュー

3.9

101件のお客様レビュー

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2026/02/04

(上下巻) 「血」とは三代に亘って、地域警護に勤めた警察官の「血脈」を表す物語である。 第一部 清二 戦後の混乱を警戒して、警視庁は警官の大量募集をした。復員して定職のなかった清二は、それに応募して採用された。 研修中に3人の親友ができ、希望通り谷中の派出所の巡査になる。公...

(上下巻) 「血」とは三代に亘って、地域警護に勤めた警察官の「血脈」を表す物語である。 第一部 清二 戦後の混乱を警戒して、警視庁は警官の大量募集をした。復員して定職のなかった清二は、それに応募して採用された。 研修中に3人の親友ができ、希望通り谷中の派出所の巡査になる。公園には浮浪者が溢れ、孤児も住んでいた。 ここで仲間同士の争いがあり、ミドリというホモが殺される。彼はこの事件の捜査を内偵していたが、捜査員でなく、巡査の身分では思うように進まなかった。 派出所のすぐ裏にある天王寺の五重の塔が不審火で燃える。そのとき、不審な動きをする人物をつけていき、跨線橋から落ちて死ぬ。 第二部 民雄 父を尊敬し、自分も地域を守る警官になりたいと思っていた。成績が良かったが進学をあきらめかけたとき、父の同期で友人だった三人が「血のつながらないおじ」だと言って援助をし彼に高等学校の教育を受けさせる。 無事、警察学校に入り訓練を受けることになったが、成績が優秀だったので、急遽北大に行けと言われる。そこではロシア語をべと命じられたのだが、内実は、北大内部の左翼グループの動きを探る役だった。 この、学生生活と偵察員の二重生活は民雄を蝕み、精神を病む。 やがて学生運動は鎮圧され、開放された彼は、父と同じ駐在所の警官になる。 彼はなぜか殉職扱いされなかった父の死に強い不審を抱いてきた。 だが、人質を取って立てこもった指名手配犯に向かっていき、射殺される。 第三部 和也 和也も大学を出て、地域警官になることを選んでいた。だが卒業間際に捜査官の素行調査を命じられる。 彼が内偵を命じられた警官は、加賀谷と言った。加賀谷は一匹狼の刑事として数々の実績を上げていた、暴力団相手の刑事だった。和也は彼からさまざまな訓練を受ける。 一方、祖父の不審死を父が探っていたことを知り、その遺志を継いで行こうとしていた。 加賀谷は地域暴力団の顔になっている。やはり裏で繋がっているのだろうか。 聞き込みで、父に援助した「三人のおじ」は亡くなったり引退していたりする。彼は当時のことを調べていく。 警官三代の物語が、それぞれの時代背景の中でつながっているのが面白い。戦後の荒廃した街で生きている浮浪者や孤児に暖かいまなざしを向ける民雄。 民雄は裏切りの生活の中で壊れていく。父が殉職扱いにならないという警視庁の判断のために、貧しい暮らしを余儀なくされた。しかし彼は父のような警官になることを目指した、だがあたら優秀な頭脳を認められたために特命を受けて利用される。貧しさ故といえるかもしれない。 恵まれた頭脳が生かしきれない環境というものもあるだろう。 和也もやはり組織の中では自由に生きられなかった、上司をスパイするという運命を受け入れなくてはならなかった。 和也の最終章になって事件は解決するが、長い年月をかけた割にはあっけない。調査方法が進んだこともあるかも知れないが、話としてはいささか簡単すぎるように思った。 祖父を殺したのは誰か、早くに思い当たる部分もある。

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2025/10/10

三代に渡る警官の人生を描いていく大河ミステリー。 上巻は、まず初代の安城清二は終戦後警官となり、希望通り谷中の天王寺駐在所に配属される。清二は地元で起きた二つの殺人事件を追っていたが、地元の五重の塔が火事にあったとき、謎の死を遂げる。 息子の民雄も、父に惹かれるようにして警察官へ...

三代に渡る警官の人生を描いていく大河ミステリー。 上巻は、まず初代の安城清二は終戦後警官となり、希望通り谷中の天王寺駐在所に配属される。清二は地元で起きた二つの殺人事件を追っていたが、地元の五重の塔が火事にあったとき、謎の死を遂げる。 息子の民雄も、父に惹かれるようにして警察官へ。ただし、民雄は大学生として新左翼運動に潜入し、公安の仕事をするようになる。これは民雄の精神を傷つける事になり、公安の仕事をやめたあとも、悶々とした日々をおくる事になる。

Posted by ブクログ

2025/10/02

こういうの大好きだった!時代が古すぎててっきり昔の小説かと思ったら3世代に渡る話、徐々に現代(と言っても平成)になるんですね! いきなり息子に切り替わった時はびっくりしたけども。 祖父の時代からの事件の謎が解けてスッキリ。

Posted by ブクログ