商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 富士見書房 |
発売年月日 | 2009/12/18 |
JAN | 9784829134689 |
- 書籍
- 文庫
生徒会の七光
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生徒会の七光
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商品レビュー
4.2
18件のお客様レビュー
終局に向かって緩やかに
本シリーズがゆっくりと終わりに近づいていることを示唆する文言を散りばめつつも本編では変わらぬやり取りが行われている。ネタ的にはさすがに2周目に入ったものもあるが、それでも安定した笑いは出せていると思う。少なくとも『六花』よりは笑った。杉崎と会長以外が欠席するような珍しい状況も(苦...
本シリーズがゆっくりと終わりに近づいていることを示唆する文言を散りばめつつも本編では変わらぬやり取りが行われている。ネタ的にはさすがに2周目に入ったものもあるが、それでも安定した笑いは出せていると思う。少なくとも『六花』よりは笑った。杉崎と会長以外が欠席するような珍しい状況も(苦肉の策かもしれないが)捻り出している。杉崎が別人(?)になってしまう話では、今まで築き上げてきた生徒会内の阿吽の呼吸や独自の習慣的なものが通じないことを逆手に取った手法が冴えていたし、元に戻るきっかけのダメダメなオチも面白かった。杉崎が変化したそもそもの原因が直後の幕間的別話で描かれるオマケ付きである。あと、若干の公私混同的な変化球ではあるが杉崎義妹の林檎が本格登場する話が以外に良かった。かつて飛鳥に仕込まれたらしい、突拍子もない言葉遣いもさることながら、その純真無垢なるがゆえの直球ど真ん中な反応や質問責めが生徒会メンバーを慄かせ、特にいろいろな意味で武装していることが却って仇となった知弦さんが本心(?)を突かれて狼狽し、あまりにも可愛らし過ぎる反応を見せたことが本巻一番のハイライトかもしれない。 プロローグ&エピローグでは杉崎が失踪した理由の詳細が一応判明している。読み手にとっては、これはこれで何も分からないよりは良いのだが、杉崎にとっては別の意味、つまりハーレムを目指すうえでの理想と現実についての難題を突き付けられている……とはいえ杉崎の中では既に答えが出ていることだと思うので、これを面と向かって伝えることができるのか、その勇気を試されているようである。
DSK
この作品の場合 ライトノベルつまり小説として 他の同じくノベルと呼ばれるものと比較し 良いものであろうというよりも この作品が描く作品世界素材を楽しんでくれる読者に TRPGのルールブック設定資料集リプレイの役を果たす位置を 進んで受け提供する場であるように思う そういうようにあ...
この作品の場合 ライトノベルつまり小説として 他の同じくノベルと呼ばれるものと比較し 良いものであろうというよりも この作品が描く作品世界素材を楽しんでくれる読者に TRPGのルールブック設定資料集リプレイの役を果たす位置を 進んで受け提供する場であるように思う そういうようにある小説もまたもちろんありなのだ
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「卒業編」のストーリーが本格的に動き出し、飛鳥と林檎が登場します。軽薄そのものに見える杉崎のハーレム思想のきっかけとなった重い問いかけが、杉崎と生徒会のメンバーたちに向けられることになります。「企業編」は正直微妙でしたが、こっちはどういう展開になるのか期待したいところです。 本...
「卒業編」のストーリーが本格的に動き出し、飛鳥と林檎が登場します。軽薄そのものに見える杉崎のハーレム思想のきっかけとなった重い問いかけが、杉崎と生徒会のメンバーたちに向けられることになります。「企業編」は正直微妙でしたが、こっちはどういう展開になるのか期待したいところです。 本編については、今回はかなり楽しめました。第3話の「桜野くりむのオールナイト全時空」第3回放送では、第1回、第2回と同じく、ギャグをたたみかけてきます。杉崎が記憶を失う第2話では、リリシア、エリスの凶悪っぷりが引くほどです。杉崎と会長の2人だけで生徒会の活動をする第4話では、ひたすら会長に萌えます。ストーリーらしいものはほとんど何もないのに、いろんな楽しみが詰まった巻でした。
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