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世論の曲解 なぜ自民党は大敗したのか 光文社新書
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 光文社 |
発売年月日 | 2009/12/20 |
JAN | 9784334035372 |
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世論の曲解
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商品レビュー
3.8
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世論の曲解 なぜ自民党は大敗したのか (光文社新書) 2009/12/16 2011年12月18日記述 2009年末に出た本。 菅原琢氏による自民党敗北の分析書である。 安倍晋三、麻生太郎となぜ選挙で勝利を収めることが出来なかったのかが分かるだけではなく客観的なデータを持って分析している点が良い。 特に安倍政権は郵政選挙で追放した議員たちを復党させた事が完全に間違った選択であったと改めて実感した。 そして麻生太郎氏の人気も偏りのあったものでしかなかったことも。 特にネット世論なるものは現実としてネット小言に過ぎないという指摘はその通りであろう。 (TV視聴率1%=100万人が視聴していると言われている) ネットでいろいろ自分の考えを述べたり、一定の影響力を持つのは確かだが国全体の単位で言うとまだあやふや、もしくは一部の声を代弁してるに過ぎない面があるのはネット利用者は心得ておくべきだ。 ただ本書は自民党が負けた理由を分析している本で民主党はどうなのかが触れられておらず残念だ。 実際問題、民主党の問題点を指摘していたネット上のブログなどは数えきれない程あるが、そこらへんがどうなのかもう少し突っ込んだ分析が欲しい。 そして2011年末現在、現実世論もネット上の議論でも民主党の評判はさんざんだ。 次の衆議院選挙では政権維持は無理で、しかも2009年に敗北した自民党より状況は困難だろう。 ただ自民党側も本書の指摘する点を真摯に受け止め、小泉構造改革路線を徹底するくらいの構えを見せなければ大勝とはならず、政治の混迷が続くことが予想される。
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世論調査や投票行動を分析して、2007参院選と2009衆院選で自民党が大敗したのは、小泉路線をやめたからだという結論を出している それなのに自民党は、小泉路線が敗戦の原因だと分析したものだから、かえって、農村部の大御所だけが目立つ政党になってしまっており、今後も復活はないだろうと...
世論調査や投票行動を分析して、2007参院選と2009衆院選で自民党が大敗したのは、小泉路線をやめたからだという結論を出している それなのに自民党は、小泉路線が敗戦の原因だと分析したものだから、かえって、農村部の大御所だけが目立つ政党になってしまっており、今後も復活はないだろうという予想
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メディアは、人気、景気、世論などという実態を伴わない言葉で一般化し、通説を作り上げ、与える印象で読者・視聴者を理解したような気にさせる(アナスンス効果)手法を得意とするが、それが個人の人生や一国の命運を左右しかねないことに気づいていないとすれば危険だ。 情報の受け手である我々は...
メディアは、人気、景気、世論などという実態を伴わない言葉で一般化し、通説を作り上げ、与える印象で読者・視聴者を理解したような気にさせる(アナスンス効果)手法を得意とするが、それが個人の人生や一国の命運を左右しかねないことに気づいていないとすれば危険だ。 情報の受け手である我々は、疑問を持って情報に接するとともに、先入観(本書では、確証バイアス[自分の考えや事前に有している印象や情報にしたがって物事を解釈し、自らの考えに合致する都合のよいものだけを選び取ってしまう習性]の危険性を指摘している)を排除し、数字に対するリテラシー(与えられた材料から必要な情報を抽出し活用する能力)を高く維持していなければならない。
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