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妻の妹・妻の親友 フランス書院文庫
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妻の妹・妻の親友 フランス書院文庫

新堂麗太【著】

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妻の妹・妻の親友 フランス書院文庫

764

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 フランス書院
発売年月日 2009/11/26
JAN 9784829616796

妻の妹・妻の親友

¥764

商品レビュー

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2009/12/22

好印象な大人の主人公と抜群の妹キャラが冴える

今回の設定や「よく解ってるネ」と言いたくなるような的を射た若夫婦らしい描写を読むと「新堂先生はご結婚でもされたのだろうか?」といった疑問すら湧いてくる。結婚3年目の夫(28歳)が妻(26歳)に負い目を感じながら妻の妹(19歳、生娘)そして妻の親友(29歳、人妻)と関係する話である...

今回の設定や「よく解ってるネ」と言いたくなるような的を射た若夫婦らしい描写を読むと「新堂先生はご結婚でもされたのだろうか?」といった疑問すら湧いてくる。結婚3年目の夫(28歳)が妻(26歳)に負い目を感じながら妻の妹(19歳、生娘)そして妻の親友(29歳、人妻)と関係する話である。 妻は終始蚊帳の外でありながら最後の最後に念願が成就する、ある意味幸せな人。純真というか屈託のない存在感が夫の暴走に対するブレーキの役割を果たしている。優柔不断で流されてばかりな夫は新堂作品の典型的な主人公像だが、今回は所帯を持った大人ということで、ヒロイン達からの誘惑には(最初だけだが)困惑と抵抗を見せている。結果がどうであれ、この夫は常に妻を愛していて気にかけており、浮気の二股関係をどのように終わらせるか悩んでいる。そんなこともあって本作は新堂作品の定番展開を辿りながらも意外な結末に向かうのである。どのように終わるのかは読んでのお楽しみだが、設定が最後まで活かされたハッピーエンドである。「新堂作品は主人公で持つ」というのが個人的な総評なのだが、今回の主人公は割と、いや、かなり良い方なので読んでいて心地好さがある。修羅場で取った行動はさすがにサイテーだったけどネ。 上品ながら淫らにもなる妻の親友との情交が白眉。キッチン(裸エプロン)や非常階段といった抜群のシチュエーションで貪るように交わるシーンがいやらしさ満点である。また、健気で恥じらいを見せつつ「お兄ちゃん大好き!」攻撃で迫る妻の妹も魅力的。新堂作品に時折出てくる強力に可愛い妹キャラだが、今回はこれに独占欲の強い小悪魔属性まで付加されている。このしたたかな妹が事態を掻き回す展開とウブで献身的な「初めて」もまた見所であろう。

DSK

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