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中島梓【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 朝日新聞出版
発売年月日 2009/11/20
JAN 9784022506665

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商品レビュー

3.8

14件のお客様レビュー

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2021/01/23

2009年5月26日、栗本薫=中島梓氏が、56歳の生涯を閉じられました。 2008年にすい臓がんが肝臓に転移し、抗がん治療をしながらも大ベストセラーである「グインサーガ」や「東京サーガ」シリーズを精力的に執筆し続け、そしてその合間に最期の闘病記となる本書を2008年9月から20...

2009年5月26日、栗本薫=中島梓氏が、56歳の生涯を閉じられました。 2008年にすい臓がんが肝臓に転移し、抗がん治療をしながらも大ベストセラーである「グインサーガ」や「東京サーガ」シリーズを精力的に執筆し続け、そしてその合間に最期の闘病記となる本書を2008年9月から2009年5月の意識を失う直前まで書き続けられました。 死の直前まで書くことを辞めない、その作家としての本能に感動しました。

Posted by ブクログ

2018/10/13

「アマゾネスのように」「ガン病棟のピーターラビット」に続く中島梓(栗本薫)3冊目の闘病記です。 「ガン病棟のピーターラビット」の最後でガンが肝臓に転移したことが触れられ、その後から亡くなるまでの記録です。 この3冊目は日記として書かれています。 前2冊と異なり、この本では状況がと...

「アマゾネスのように」「ガン病棟のピーターラビット」に続く中島梓(栗本薫)3冊目の闘病記です。 「ガン病棟のピーターラビット」の最後でガンが肝臓に転移したことが触れられ、その後から亡くなるまでの記録です。 この3冊目は日記として書かれています。 前2冊と異なり、この本では状況がとても切迫していきます。まぁ亡くなる直前までの日記なので、当然と言えば当然かもしれません。 しかしやはり彼女は凄い人です。本当に小説に命を捧げた人なのですね。 2009年5月17日に昏睡状態に陥り、26日に亡くなります。しかしその直前まで日記は記録されます。 15日と16日の日記はパソコンではなく手書きで書かれています。かなり字が乱れていて読み取れない文字もあるようです。そして17日にはパソコンで1文字だけ。ここまで来るともう執念ですね。 この本はかなり前に購入していたのですが、彼女が亡くなってもう7年。やっと読めました。あらためてご冥福をお祈りいたします。

Posted by ブクログ

2015/11/27

闘病記で、ただ暗く悲しくなく、思わず読んでしまったものは、これともう一冊だけ。『わたし、ガンです ある精神科医の耐病記 』(文春新書)頼藤 和寛さんのご本だけである。それ以外に私が手にした闘病記といえば「ありがとう、愛!」安井かずみさんくらいか。 最近周囲の親しい友人が、癌では...

闘病記で、ただ暗く悲しくなく、思わず読んでしまったものは、これともう一冊だけ。『わたし、ガンです ある精神科医の耐病記 』(文春新書)頼藤 和寛さんのご本だけである。それ以外に私が手にした闘病記といえば「ありがとう、愛!」安井かずみさんくらいか。 最近周囲の親しい友人が、癌ではないが病気にまつわるあれこれを相談してくる事が多く、私自身はどういうわけか、明るい普通の本を受け付けなくなってしまって、もう聞くのは一杯のはずが、逆に闘病記を選んでしまった。私自身はグイン・サーガのファンで、栗本薫さん名義のご著書も大好きだったから、彼女が亡くなられてからこの本だけはつらくて読まなかったのだけど…。 読後の感想は悪くない。見事な生き方をなさったな…とこころから思う。ご家族や周囲の支え、良いドクターに恵まれてのことであろうけれど、それにしても見事。ぎりぎりまで美しく装うことや、暮らすことを愛し、何より書くことを愛していらした。 グイン・サーガの最後の方で、レビューに「早く続きを書け」といった趣旨のものがあって、とても腹が立ったが、やっぱり思う。人間案外ギリギリまで色々できるが、これまでかとなってきたなら、出来ない事も厳然としてあるのだ。こんな見事な「人に読ませる事のできる本」を残していったのに、何が早く書け、だろうと。 この日記も見ていると、亡くなられたことをこっちが知っているからかもしれないけれど、ある時期の記述を境に、がくっと苦しくなっていて、ああ、と思う。ここからこのひとは死に向かって行ったのだなと。ずっと一冊読んでいると、同じような記述なのに明らかに色合いが変わるところがあり、そのくせプロの筆力でもって淡々と同じ色合いのように感じさせて先を読ませる。 その隙間から零れ落ちる重さ、苦さ。どうにもならなさに、先を読んでははっとする。 「死ぬ時に馬鹿な冗談を言って死にたい。」という私の家族の言葉に、「そんなものいよいよとなったら苦しくて、言葉も出ないよ。やめてくれ。」と、いつも切実に頼んでいるが、ふとそのやり取りを思い出した。 私はいつまで生きて。 いや いつ死ぬのだろう。 苦しくないわけがない。わかっている。 でもいつまで、私として生きるだろう。 せめて少しでも、人らしく苦しまず 揺すぶられずいられたらいいのだが。 いま、独りでいたくない。 だけど誰にも言葉をかけられなのが悲しい。 自分の思う人と、誰にも責められず 思う通りの言葉を交わしたい。 それはいつまで、私に許されるだろう。 中島さん、知りたいですよね…その答え…。

Posted by ブクログ