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環境思想とは何か 環境主義からエコロジズムへ ちくま新書
946円
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
発売年月日 | 2009/11/11 |
JAN | 9784480065193 |
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環境思想とは何か
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環境思想とは何か
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商品レビュー
3.7
4件のお客様レビュー
新書の体裁だが、ボリューム的にも内容的にも専門書並み。情報量は多くて学ぶことは多いのはありがたいが、正直に言って構成や文章は理解しやすいとは言えず、羅列的な印象も強かった。目次が章のタイトルだけなのも非常に残念。 2章では、20世紀初頭のヘッチヘッチ論争における保全主義と保存主...
新書の体裁だが、ボリューム的にも内容的にも専門書並み。情報量は多くて学ぶことは多いのはありがたいが、正直に言って構成や文章は理解しやすいとは言えず、羅列的な印象も強かった。目次が章のタイトルだけなのも非常に残念。 2章では、20世紀初頭のヘッチヘッチ論争における保全主義と保存主義の対立が、経済的合理性(経済成長)を維持しながら技術的な対応によって保全型の社会を実現しようとする環境主義思想と、環境的合理性(生態系の持続性)を基盤とした社会をめざすエコロジズム思想の対立という形で継承されていると解説している。 3章では、環境思想の歴史を年代を追って説明する。そして、地球環境危機に対応するには、市場原理主義ではなく、生活原理主義に基づく新しい社会構想抜きにはあり得ない段階に達していると主張している(P.112)。 4章では、1970年代以降の環境思想を5つに分類して説明している。ひとつの大きな流れとして、人間中心主義から非人間中心主義(動物の解放)、生態系中心主義が見られる。一方で、1970年代にかけての環境規制の強化などの対症療法的な政策的対応の失敗への反省から、環境保全と産業発展との調和をめざしたエコロジー的近代化論が登場した(現状維持的な環境主義派)。しかし、エコロジー的近代化論は環境的に持続可能な発展の考え方からは乖離していると主張する。また、地球環境問題の原因は資本主義による経済的な生産体制や制度、世界観にあるとの考え方に基づくエコソーシャリズム思想についても紹介している。 6章では、産業社会システムと環境社会システムが有機的に連関した、新しい社会システムを作ることが課題であると提唱し、環境持続可能性指標(ESI)や環境パフォーマンス指標(EPI)、エッカースレイの緑の国家論を紹介している。
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ナッシュ『自然の権利』の訳者である著者による、西洋環境思想の概観。基本的な流れを抑えるにはよい、基礎的文献。
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[ 内容 ] 今日の地球環境危機は、産業革命以来の物質文明のあり方に対して、われわれに根本的な変革を迫っているといっても過言ではない。 そのために本書ではまず、このような危機的状況をもたらした近代産業主義思想そのものを問いなおし、近代から現代に至るまで「環境問題」をめぐってどのよ...
[ 内容 ] 今日の地球環境危機は、産業革命以来の物質文明のあり方に対して、われわれに根本的な変革を迫っているといっても過言ではない。 そのために本書ではまず、このような危機的状況をもたらした近代産業主義思想そのものを問いなおし、近代から現代に至るまで「環境問題」をめぐってどのような思想が展開されてきたのかを多角的に検討していく。 これらの作業は“緑の社会”を実現していく上で重要な示唆を与えてくれるだろう。 [ 目次 ] まえがき―地球環境危機と環境思想の役割 第1章 環境思想とは何か―基本的視点と展開 第2章 豊かな社会のディレンマ 第3章 環境思想の登場 第4章 変革思想としての環境思想―その五つの潮流 第5章 環境思想の現代的展開 第6章 現代環境思想は何をめざすべきか おわりにかえて―「ヘッチヘッチ論争」再考 [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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