商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
| 発売年月日 | 2009/11/09 |
| JAN | 9784167705817 |
- 書籍
- 文庫
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商品レビュー
3.8
48件のお客様レビュー
上巻を読んでいた時にずっと感じていたのは、140年前の冤罪事件が、なぜ現代の女子高性を殺害しなければならないことに繋がるのかが理解できなさ過ぎたこと。 ただ単に「殺してやる」くらいの殺意ではなく、腕利きのプロの殺し屋を雇ってまでなぜ殺さねばならないのか。 しかも、プロのくせに、...
上巻を読んでいた時にずっと感じていたのは、140年前の冤罪事件が、なぜ現代の女子高性を殺害しなければならないことに繋がるのかが理解できなさ過ぎたこと。 ただ単に「殺してやる」くらいの殺意ではなく、腕利きのプロの殺し屋を雇ってまでなぜ殺さねばならないのか。 しかも、プロのくせに、どうも共犯者との連絡がうまく取れているように見えない。 それぞれが自分の判断で勝手に動いているように見える。 そういうやり口のプロなの? 最初はレイプ目的を偽装して殺そうとした。 次は、テロリストたちの見てはいけない何かを目撃したからという理由で。 それらの違和感は、読んでいるうちにすっかり解消した。 全てに納得したわけではないよ。 黒幕の動機があまりに弱いよね。 ずっと損得勘定で生きてきた人が、自分の人生を賭けてまでやることかね。 私なら全財産を持って姿を消すけどなあ。 不本意かもしれないけど、安全な位置にいられる。 そんな事件のあれこれよりも、今回勉強になったのは、アメリカにおける二重政府のあり方だ。 アメリカの州は日本の県とは違い、独立した政府と法律を持っている。 ただそれを野放しにすると、合衆国として成り立たなくなるので、合衆国としての一段上の連邦政府と法律が存在するわけだ。 合衆国憲法と権利章典は、連邦政府から国民を守るにすぎず、州による人権侵害からは守ってくれない。 そこで憲法修正第○○条を作り、州法上の行き過ぎた人権侵害を防ぐ(例えば人種差別や選挙権等)のだけど、そもそもその修正法のあり方が適法ではないという人たちが今も多数いて、揉めているらしい。 この辺り、日本の憲法9条と似てるかも。 ”アメリカ国民は常にバランスを求めてきました。国外の脅威から国民を守り、国民の生活を規制するだけの強さを持ちながらも、暴君となるほどには強くない政府を望んだのです。” 今、アメリカのバランスは結構危ういところで何とか均衡を保っているように見えるけど、無批判にイケイケどんどんと流れに乗っていくと、大きなしっぺ返しがそのうち来るような気がする。 日本だって、そう。
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前作『魔術師』が面白くて(翻訳本を楽しく読めたこと自体も嬉しくて)そのテンションで読もうと手に取った本作でした。けど、エンジンかかるのに少し時間はかかったのだけど、前作登場のキャラクターや、知ってるキャラクターが活躍していく場面が心地よくて、シリーズものを読む良さを感じた。 狙わ...
前作『魔術師』が面白くて(翻訳本を楽しく読めたこと自体も嬉しくて)そのテンションで読もうと手に取った本作でした。けど、エンジンかかるのに少し時間はかかったのだけど、前作登場のキャラクターや、知ってるキャラクターが活躍していく場面が心地よくて、シリーズものを読む良さを感じた。 狙われる少女が単にか弱い守られるべき存在と描かれてはおらず、芯のある女性として描かれており、そこがより応援したくなると感じた。 犯人がターゲットを狙う様や、ライムたちが犯人にどう迫るかを交互に描くところがたまらなく面白かった。
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科学的で論理的な捜査手法と派手なアクションが楽しめる安定のシリーズはやはり面白い。真の動機も想像つかないし展開も二転三転激しくてあっという間だった。
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