12番目のカード(下) の商品レビュー
博物館内にある図書室で解放奴隷の記事を読んでいたジェニーヴァは何者かに襲われた。現場に残された証拠品から強姦目的かと思われた事件はやがて様相を変えていき……140年前と現在を繋ぐ事件の行方は→ アメリカの黒人奴隷解放や憲法成立が語られるシリーズ6作目。 “5分の3の人間”という...
博物館内にある図書室で解放奴隷の記事を読んでいたジェニーヴァは何者かに襲われた。現場に残された証拠品から強姦目的かと思われた事件はやがて様相を変えていき……140年前と現在を繋ぐ事件の行方は→ アメリカの黒人奴隷解放や憲法成立が語られるシリーズ6作目。 “5分の3の人間”という意味が最初わからなかったんだけど、読み進めていくと「あぁ」となるし、マジ選挙行こうって思った(本筋と関係なし) 物語としては今作も見事にひっくり返してくれる。何度も。マジで何度も(笑)→ 今作は私の推しであるベルが出ずっぱり(ジェニーヴァを警護する係なので)で嬉しい。もう一人の推し、デルレイもいいとこで登場するし、キャラ小説としてもホクホク。 あと、ラストがとてもいい。物語のベースが辛いだけに、ラストの主要キャラの決心には光が見えてとても良い。
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リンカーン6作目 リンカーンシリーズを再読中 内容は覚えていなく、新刊のように読んでいる 追いかけて追いかけて捕まらず そうかと思えば方向転換したり 過去に読んでいるのに、予想がつかないまま楽しく振り回された
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アメリカの歴史、貧困層の現状、文化を織り交ぜながらの犯人の追跡。 なかなか勉強になりました。 個性的な暗殺者もよかった。
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140年前の黒人奴隷、その歴史に関する内容を今更ながら知れた… 子供の頃に姉と2人で選んだ映画を父親が連れて行くという我が家の慣例行事があった。 2人とも子供のくせに何故だか「ルーツ」を選んだ。 子供心に強烈なインパクトで悲しかった記憶があり、今作はそういう意味でもグッとくる部分...
140年前の黒人奴隷、その歴史に関する内容を今更ながら知れた… 子供の頃に姉と2人で選んだ映画を父親が連れて行くという我が家の慣例行事があった。 2人とも子供のくせに何故だか「ルーツ」を選んだ。 子供心に強烈なインパクトで悲しかった記憶があり、今作はそういう意味でもグッとくる部分が多かった。 今作も予想を裏切る事なく三回転半ひねりのでんぐり返しです(*´ー`*) 子供相手で皆んな優しかった笑笑 無事助かった新人君は今後も登場かしら?
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やってしまった、気付けば平日の深夜1時、終盤に入ってページをめくるのをやめられなくなってしまった。 個人的には石の猿はいまひとつで、前作の魔術師はまぁまぁだったけど、今作は前作以上に良かった。 終盤にセトルが銀行相手にふっかけるシーンは痛快だった。 カウンセラーに化けたボイドの相棒がセトル親子を連行する直前、ラキーシャの挙動が怪しくて、えっ黒幕?!ってまんまと思わされた。でも、その怪しさの理由が明らかになった時は、けっこう辛かったな。 そして、リンカーンの小さな勝利には驚いた!サックスが気付く前に反応できた自分を褒めてやりたい笑
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リンカーン・ライムシリーズ第6作目下巻。 上巻でイラついた、ヒロインが何がなんでも学校に行こうとする理由が明かされていた。なるほど。 真に狙われていた理由はもう壮大過ぎて、理解の範疇を超えている。
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このミス海外編2007年版6位。リンカーン・ライムシリーズ第六作。文庫だと上下2分作の大作。黒人少女が複数の殺し屋から狙われるパタン。凄腕殺し屋を捕まえたと思ったら別の殺し屋が出てくるし、殺しの目的を偽装して本当の目的を隠して捜査を混乱させるというシリーズで前にも出てきたパタン。...
このミス海外編2007年版6位。リンカーン・ライムシリーズ第六作。文庫だと上下2分作の大作。黒人少女が複数の殺し屋から狙われるパタン。凄腕殺し屋を捕まえたと思ったら別の殺し屋が出てくるし、殺しの目的を偽装して本当の目的を隠して捜査を混乱させるというシリーズで前にも出てきたパタン。今回は現在の殺人の動機に140年前の先祖の事件が関連しておりその謎解きも同時に進めていく趣向。いつもながらドンデン返しのために、複雑な偽装などを繰り返すんだけど、小娘一人ぐらいもっと簡単に一発で殺しときゃ偽装とか何人も殺し屋用意したりする必要ないじゃんと思ったりしてしまう。殺人の動機もちょっと変。本筋の周りに刑事がトラウマになったり微妙な恋愛の話が絡んだりと飽きさせない展開で一気読みさせる。ただ、ちょっと長すぎて途中でちょっと飽きたりもする。命狙われてる女性がそれを知ってながら大人しく保護されてなくて勝手に一人で動こうとするのもこのシリーズの特徴だけどちょっと不自然。
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南北戦争後の解放奴隷の逃走場面から始まるストーリーは、そのDNAを持つ被害者の危機的状況から始まる。リンカーンライムシリーズ特有の疾走感と、幾重にも張り巡らされた伏線(と回収)は相変わらず秀逸で、読む者を夜通し惹き付けて止まない。Colors(有色人種)やジェンダー差別はアメリカ...
南北戦争後の解放奴隷の逃走場面から始まるストーリーは、そのDNAを持つ被害者の危機的状況から始まる。リンカーンライムシリーズ特有の疾走感と、幾重にも張り巡らされた伏線(と回収)は相変わらず秀逸で、読む者を夜通し惹き付けて止まない。Colors(有色人種)やジェンダー差別はアメリカだけの闇ではないが、差別・被差別との対比を嫌味なく、誤解を恐れずに書くと、両者ある程度公平に描いている秀作。公民権運動前、有色人種が5分の3人と扱われていたのは僅か150年前のことである。自分を完全な人間として見て生きるか、否かは自分自身で決めることだ、と四肢麻痺の犯罪学者は教えてくれる。
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今回もどんでん返しの連続だった。 まぁ、よくここまで出来るなと感心。 面白かったな〜。 いよいよつぎはウォッチメイカーだ。
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(上巻より) それに、高校に刑事が高校生として、潜入捜査しているのも面白かった。 しかも札付きの少女として。 生徒たちが大人びているアメリカの高校ならでは、という気もするが。 あと、ちらっと前回の主人公、イリュージョニストが出てきたのも良かった。 ハッピーエンド好きの自分としては、 当然、ジェニーヴァの人生が好転することを望んでいたが、 例え、彼女の向上心に心を動かされない読者でも、 彼女の祖先の土地をだましとった銀行に、 その権利を請求しに行く最後の場面は溜飲が下がるに違いない。
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