商品レビュー
3.9
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作中でも祐一が言っているが、ホント、光代ともっと早くこういう関係になってさえいたら何事も無かったかもしれないのに。 ラストの光代は、祐一の優しさも感じつつも悪人としての線引き。 増尾は清々しいほど嫌な奴だが、佳乃に対して苛立つ気持ちは共感できるだけに、似た者同士じゃないかと思う。佳乃もお金目当てで男と会ったり、危ない行動をしており、祐一とのやりとりでもそれはさすがに祐一が可哀想に思えてくる。 別件として祐一の祖母・房枝も悪徳業者に脅されて高額の健康食品の契約をさせられ、さらに祐一の事件によりマスコミにも追われる(バスに乗ろうとしたところでマスコミが殺到して発車できず、運転手に注意されて無事乗ることができ、降り際に「しっかりせんといかんよ」と慰めの言葉を貰うなど)。スカーフを買って意気込み、悪徳業者の事務所へ解約したい旨を述べて出ていく。笑われただけで具体的な相手はされなかったし、その先はわからないが、きっと断固拒否の体勢で頑張ることだろう。一番応援したい。 鶴田は増尾の親友?という仲でありながら、まだまともな感性をしているので謎である。ある程度は増尾と距離を置きつつも、何かあれば会って近況報告するような、増尾との付き合い方が上手い。巻き込まれる前に縁を切ってしまえとも思うが、派手な増尾が気になるのもわかる。
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最後の光代の独白が、あまりにも切なかった 祐一を悪人だと思うことで、自分を守る どんなに優しい人か。どんなに自分を愛してくれたか。わかっているのに認めてしまったら自分もそちら側になってしまうから。 無意識なんだろうけど、被害者でいるために祐一を悪人だと自分に言い聞かせていると感じ...
最後の光代の独白が、あまりにも切なかった 祐一を悪人だと思うことで、自分を守る どんなに優しい人か。どんなに自分を愛してくれたか。わかっているのに認めてしまったら自分もそちら側になってしまうから。 無意識なんだろうけど、被害者でいるために祐一を悪人だと自分に言い聞かせていると感じた
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『誰が本当の悪人なのか』 この物語の中には完全な悪人はいない。 誰もが、悪人となる面を持っている。 被害者・佳乃は自業自得かなー。 ここが自分本位な行動をしていなければ この事件は起こらなかっただろうに。 祐一はある意味では被害者。 殺人は罪だけど、ああやって追い詰められたら… 晴らすのが難しい冤罪を思えばパニックにもなる 光代も祐一も、不器用だな… おばあちゃん、最後のへん格好良かった!でもヒヤヒヤした… お父さんは、この話の中で一番血の通った人に感じた。 虚無感、悲しみ、憤り。それらを内包しての、最後の増尾への言葉と行動。 苦手だった人が、窮地にいる時にさっと足元照らしてくれるような言葉をくれるのが、対照的で好きでした。
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