商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2009/10/13 |
JAN | 9784062919678 |
- 書籍
- 文庫
建礼門院右京大夫集
商品が入荷した店舗:店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
オンラインストア上の価格と店頭価格は異なります
お電話やお問い合わせフォームでの在庫確認、お客様宅への発送やお取り置き・お取り寄せは行っておりません
建礼門院右京大夫集
¥1,892
在庫あり
商品レビュー
5
2件のお客様レビュー
平安時代末期、栄華を極め儚く滅亡した平家。解題に述べられるように、「男たちの視点で」語られる「平家物語」に対して、この本は「女性が平家一門の栄華と崩壊を目のあたりにした追憶の手記」なのです。平家の豊かな財力による中宮・平徳子のきらびやかなサロン、平家の公達の顔ぶれのゴージャスさ、...
平安時代末期、栄華を極め儚く滅亡した平家。解題に述べられるように、「男たちの視点で」語られる「平家物語」に対して、この本は「女性が平家一門の栄華と崩壊を目のあたりにした追憶の手記」なのです。平家の豊かな財力による中宮・平徳子のきらびやかなサロン、平家の公達の顔ぶれのゴージャスさ、そこから音を立てて崩れてゆく世の有り様、愛する人を奪われたのに、その人が「朝敵」だから大っぴらに悲しむことができない…。日記文学のカテゴリに入る作品ですが「〜集」というタイトルには、彼女が自分の魂を和歌に封じ込め、後の世に残さずにはいられない、という思いを感じます。戦争や災害の犠牲になる弱者の叫びが記されているのです。
Posted by
Posted by