商品レビュー
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4件のお客様レビュー
最初から戯曲用に書かれただけあって、ぶつぶつ呟きながら読むと、ストーリーがすんなり入ってきたのが非常に興味深かった。 本作品を読んで、完全に評価が固まった古典作品を読む意味が確認できた。主人公の王が自らの地位を狙う身内を疑い、その疑惑が真実であることを突き止めようとする過程で、...
最初から戯曲用に書かれただけあって、ぶつぶつ呟きながら読むと、ストーリーがすんなり入ってきたのが非常に興味深かった。 本作品を読んで、完全に評価が固まった古典作品を読む意味が確認できた。主人公の王が自らの地位を狙う身内を疑い、その疑惑が真実であることを突き止めようとする過程で、自らの過去の秘密を知ってしまうというストーリは、既視感にあふれたものであるが、それは後世の作家らも、この作品を読んで自らの創作の糧にしたからなのであろう。 幕間の歌の部分は意味を取るのが難しかったが、それが理解できなくても、話は問題なく理解できるのも素敵。
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ギリシア3大悲劇作家のうちの1人として知られているソポクレスの有名な作品であるが、オイディプスが徐々に事実を知っていく展開に夢中になった。偶然の積み重ねで真実が究明され、オイディプスが精神的に追い詰められていく点、その悲劇が自分だけで終わらない点がこの悲劇作品を作り上げているのだ...
ギリシア3大悲劇作家のうちの1人として知られているソポクレスの有名な作品であるが、オイディプスが徐々に事実を知っていく展開に夢中になった。偶然の積み重ねで真実が究明され、オイディプスが精神的に追い詰められていく点、その悲劇が自分だけで終わらない点がこの悲劇作品を作り上げているのだと感じた。知力の秀でたオイディプスなら途中で結末はわかっただろうに、それでもなお自分の出自を知ろうと動き続けたのは自身について明確に知っておきたいという人間の性なのか考えさせられた。
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島田雅彦「小説作法」に取り上げられており読みたくなった。市立にも隣の市立にもなく県立図書館から借りてもらった。ちゃんと読んだことのないものだった。 この戯曲が紀元前に書かれたとは驚きだ。
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