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統合軍参謀マニュアル
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統合軍参謀マニュアル

J.D.ニコラス, G.B.ピケット, W.O.スピアーズ【著】, 野中郁次郎【監訳】, 谷光太郎【訳】

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統合軍参謀マニュアル

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 白桃書房
発売年月日 2009/09/26
JAN 9784561245186

統合軍参謀マニュアル

¥3,080

商品レビュー

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2024/09/18

私が読んだのは一つ前の版であったが、このアプリにそれがなかったので、新版として登録。 本書は、米軍の統合参謀のマニュアルを邦訳したものだが、日本語が若干古いので読むのに少し苦労した。前に読んだ統合指揮の本もそうだったが、内容がどうしても抽象的になるので、理解が難しい。結局は、実...

私が読んだのは一つ前の版であったが、このアプリにそれがなかったので、新版として登録。 本書は、米軍の統合参謀のマニュアルを邦訳したものだが、日本語が若干古いので読むのに少し苦労した。前に読んだ統合指揮の本もそうだったが、内容がどうしても抽象的になるので、理解が難しい。結局は、実践してみないとよくわからないと考える。 以下、備考 ・【p.2】1903年、米統合参謀部の前身である統合会議(Joint Board)が設立されたが、①陸海軍の権限の集中の欠如、②実務幕僚の欠如、③メンバーの本来業務の多忙、④権限の重複により失敗 ・【p.11】命令の一元化原則とは、伝統的な戦争原則であり、この原則は、使用可能なすべての戦闘力は指揮に関する全要素を最適化し、諸努力を結集(命令の一元化による)させることによってのみ決定的に使用され得るということ。 ・真珠湾攻撃による議会からの批判を受け、1942年にハワイとパナマに統一司令部を初めて設置 ・【p.12】組織上の統一の欠如。メンバーが他に本務をもち臨時的に参加するような各種委員会の大きなグループからなる、ゆるい連合体は、強力で結束の強い組織を作り上げることは困難 ・【p.14】1947年に「国家安全保障法」が成立し、国家安全保障会議やCIA、国防省、統合参謀本部等が正式に発足 ・【p.29〜】統合軍運用の原則: ①努力の集中、②イニシアチブ、③決断、④機動性、⑤指揮、⑥奇襲、⑦安全、⑧確信、⑨準備、⑩諸資源の経済性 ・【p.31】効率的指揮は次のような組織が必要。高級司令部に権力を集中し、かつ責任をもたせ、実行権限は、配下指揮官に委譲する。より広い意味でいえば、指揮の原則には、協調と各兵力集団間の相互信頼のために必要な努力を結集させることを含む。 ・【p.36〜】統合軍組織の原則: ①指揮官は1人、②使命が組織を決める、③チームプレー、④スパン・オブ・コントロール(上がうまくコントロールするには部下の数と物理的空間に限度がある)、⑤同種類任務、⑥権限の委譲 ・集中化した指揮と分権化した実行が必要。指揮命令階層はなるべく少ない方がよい。 ・【p.54】幕僚はジェネラル・スタッフとスペシャル・スタッフからなる。スペシャル・スタッフは、監察官や軍医、法務官、主計など、担当が特定分野に限られる。

Posted by ブクログ

2020/12/20

アメリカの統合軍や連合軍の司令部幕僚の心得的なもの。 あらゆる官僚組織の構成員にとって参考になる情報がある。

Posted by ブクログ

2011/02/01

陸軍・海軍・空軍等からなる統合軍(連合軍)の参謀部の幕僚スタッフ向けに書かれたテキスト。 もともとは独立運用されていた各軍をいかに組織的にとりまとめて統合的運用を図るのかという点について、組織のあるべき姿や役割分担はもちろん、創造的な会議のためのテクニックや、簡潔かつ適切な報告...

陸軍・海軍・空軍等からなる統合軍(連合軍)の参謀部の幕僚スタッフ向けに書かれたテキスト。 もともとは独立運用されていた各軍をいかに組織的にとりまとめて統合的運用を図るのかという点について、組織のあるべき姿や役割分担はもちろん、創造的な会議のためのテクニックや、簡潔かつ適切な報告のためのテクニックまで書かれている。 民間企業のスタッフ部門にとっても、組織の分権的運用のために有益であるということで、知識創造理論の野中郁次郎先生が監訳されている。 以下、参考になったポイント。 --- ●組織の原則 (1) 指揮官は1人 (2) 使命が組織を決める (3) チームプレー (4) スパン・オブ・コントロール (5) 同種類任務 (6) 権限の委譲 ●あまりにも指導しすぎることは、「完全なスタッフ・ワーク」に関しては大いに疑問である。(中略)ある問題がいかに複雑であろうと、指揮官や参謀長は、細部は幕僚にまかせて、いつまでもこれにかかわりをもってはいけない。 ●統合軍(連合軍)指揮官によって決定される事項は非常に複雑なため、適切な決定のためには、幕僚による該当問題に関する、簡潔な分析書による補佐が必要である。 ●幕僚研究は、指揮官を次のようなものから守る。 膨大な文書の洪水 思いつきのアイデア 不完全な口頭による情報 ●幕僚研究は、指揮官にとって次のような役目を果たす。 指揮官にとって幕僚研究は解決策であり、指揮官への質問ではない。指揮官にとって右するか左するかの決断のタネとなる。 ●会議の統制 統制を実行するにあたり、会議のリーダーにとって用いられうる2つの価値ある技法がある。第1は適切な質問を用いること、第2はタイミングよく要約していくことである。 ●統合軍(連合軍)参謀部幕僚任務の責任 第1に、偏見で目をくもらされることなく客観的であれ。 第2に、感情を抜け。 第3に、可能な限り真実を追え。 第4に、問題点をはっきりとつかめ。 第5に、人物批判をするな。 第6に、正直かつ正確であれ。

Posted by ブクログ

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