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蜘蛛男 江戸川乱歩ベストセレクション 8 角川ホラー文庫
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蜘蛛男 江戸川乱歩ベストセレクション 8 角川ホラー文庫

江戸川乱歩【著】

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蜘蛛男 江戸川乱歩ベストセレクション 8 角川ホラー文庫

704

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 角川書店/角川グループパブリッシング
発売年月日 2009/09/25
JAN 9784041053355

蜘蛛男

¥704

商品レビュー

3.6

18件のお客様レビュー

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2023/12/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

友達に勧められて読みました。 あらすじを書いた奴に言いたい、「ネタバレ情報をあらすじに書くな!!探偵が2人いる時点でおかしいじゃないか!」と100ページ読んだぐらいで犯人の予想がついてしまった。まあ、中間ぐらいで犯人のネタバレしがあるので、江戸川乱歩はその後の対決を一番書きたかったのかな。 しかし、この作品が1929年に発表されていたことに驚いた。とても読みやすい。私は江戸川乱歩が好きなのかもしれない。いつか、他の作品も読んでみたい。江戸川乱歩を読んだことがない人には、岩波文庫の「江戸川乱歩短編集」おすすめしたい。「人間椅子」をぜひ読んでほしい。ハマる人はハマる。

Posted by ブクログ

2023/09/12

体をバラバラにされ惨殺された女性の死体はそれぞれの部位が別々の場所に置かれ発見された。相次ぐ異様な殺人事件と、事件を追いかける畔柳博士。怪人物”蜘蛛男”と”青髯”の正体とは。 物語のつかみから読者の心をグッと掴んできて、その後の畔柳博士を主軸とした事件を追う流れもテンポが良く楽し...

体をバラバラにされ惨殺された女性の死体はそれぞれの部位が別々の場所に置かれ発見された。相次ぐ異様な殺人事件と、事件を追いかける畔柳博士。怪人物”蜘蛛男”と”青髯”の正体とは。 物語のつかみから読者の心をグッと掴んできて、その後の畔柳博士を主軸とした事件を追う流れもテンポが良く楽しい。乱歩本人が言ってるように通俗ものっぽい作品なので、キャラクター性の強い人物やケレンのある展開が特徴となっています。また、明智小五郎シリーズではあるけれど、ご本人が登場するのは話が2/3くらい進んでからだったりするし、そこにいたるまで結構規模の大きい犯罪が起こったりと、いつもとは構成が異なっているのもポイント。殺人を「芸術」とのたまう犯人に対して、余裕を見せながら、見せすぎて逃げられたりしながら明智くんが立ち向かいます。てか明智くん遊びすぎ、もっとちゃんと犯人逮捕に貢献しようや。誇大妄想をほんとに実現しようとするヤバ目な思想を持った犯人像や、前半のグロ色の強さはちょっと人を選びそうですが、その分ハマれば一気呵成に読んじゃうはじけた作品です。

Posted by ブクログ

2023/06/09

「江戸川乱歩」の長篇ミステリ作品『蜘蛛男 江戸川乱歩ベストセレクション(8)』を読みました。 「岡本綺堂」の作品に続き、昭和初期に発表された作品、、、 「江戸川乱歩」の作品は、『江戸川乱歩短篇集』以来なので5年振りですね。 -----story------------- 猟奇...

「江戸川乱歩」の長篇ミステリ作品『蜘蛛男 江戸川乱歩ベストセレクション(8)』を読みました。 「岡本綺堂」の作品に続き、昭和初期に発表された作品、、、 「江戸川乱歩」の作品は、『江戸川乱歩短篇集』以来なので5年振りですね。 -----story------------- 猟奇的殺人事件を描いた推理小説の傑作! 好みの女性を狙う殺人鬼「蜘蛛男」が現れた。 犯罪学の権威「畔柳博士」が犯罪を阻止しようとするが、被害者は跡を絶たない。 そんな中、「明智小五郎」が「蜘蛛男」の正体を見破る。 「蜘蛛男」を追い詰める「明智」の作戦とは! ----------------------- 『講談倶楽部』に1929年(昭和4年)8月から1930年(昭和5年)6月まで連載され、「江戸川乱歩」による"通俗もの"の代表作とされる作品です… 久しぶりにレトロな冒険活劇を愉しみましたね。 東京のY町に開店した小さな美術商・稲垣商店へ事務員としてやってきた「里見芳枝」は、店長の「稲垣平造」と出かけたきり、行方不明となる… 「稲垣」の正体は、「青ひげ」になぞらえられる殺人鬼「蜘蛛男」だったのだ、、、 やがて、「芳枝」は石膏像に塗り込められたバラバラ死体となって発見されたうえ、「芳枝」の姉である「絹枝」も殺害されて水族館の水槽に浮かべられてしまう… この事件を調べていた私立探偵の「畔柳(くろやなぎ)博士」と助手の「野崎青年」は、「蜘蛛男」が「芳枝」に似た女性ばかりを狙って殺人を行っていると考え、警視庁の「波越警部」とともに捜査へ乗り出すが、被害者は跡を絶たない。 そんな中、名探偵「明智小五郎」が現われ、「蜘蛛男」の正体を見破り、徐々に追い詰めていく……。 「蜘蛛男」の正体は中盤あたりには想定できており、終盤は「明智小五郎」と一緒に犯人を追い詰めて行く気分が味わえましたね… 時々、読者に話しかけてくるような独特の語り口もイイ感じでした、、、 現実感はないのですが、物語として割り切れば、とても愉しめる作品ですね… 昭和初期の作品も侮れません。

Posted by ブクログ

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