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超短編の世界(vol.2)
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超短編の世界(vol.2)

創英社・出版事業部【編】, タカスギシンタロ【監修】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 創英社/星雲社
発売年月日 2009/09/18
JAN 9784434134845

超短編の世界(vol.2)

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2013/10/13

超短編だからショートショートのように、短い文章の中で起承転結がはっきりしている作品集かと思ったが、それだけではなかった。 小説というよりも、Twitterのツイート並みに短くて実験的な文章もあったりするのだが、それに名前をつけて「超短編小説!」と作品にしてしまうところにもおかし...

超短編だからショートショートのように、短い文章の中で起承転結がはっきりしている作品集かと思ったが、それだけではなかった。 小説というよりも、Twitterのツイート並みに短くて実験的な文章もあったりするのだが、それに名前をつけて「超短編小説!」と作品にしてしまうところにもおかしさを感じてしまう。 超短編しか醸し出すことのできない不思議な世界観に引き込まれた。そして、超短編とユーモアはなかなか相性が良いことに気づいた。短い文章だからこそ、引き出せる笑いがある。 収録されたそれぞれの作品は、短いことを「制約」ではなく「武器」にしている。 これは面白いテレビCMを見ている感じに似ているかもしれない。30秒でオチをつけるものもあれば、オチはないけどなんだかクスッと笑ってしまう。30秒という短い時間だからこそ引き出せる世界観。 その中で圓眞美の『たまねぎ』と、ひかるこの『もう僕死ぬの?』いう作品を引用してみる。 『たまねぎ』 今日は母さんの葬式だから、刻んでハンカチに忍ばせておくの。 『もう僕死ぬの?』 大丈夫。また産んであげます。 …たったこれだけである。Twitterの140字よりも少ない。少ないが何故か心をくすぐられる。 表紙の西岡兄妹のイラストに惹かれて購入したところが大きかったが、収録作品も表紙のようにシュールなものが多かった。ジャケ買いOKな1冊である。

Posted by ブクログ

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