商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 早川書房 |
発売年月日 | 2009/09/15 |
JAN | 9784150412043 |
- 書籍
- 文庫
私の中のあなた(下)
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商品レビュー
4.3
13件のお客様レビュー
臓器移植を拒んで両親を相手に訴訟を起こした少女の物語。後半になって新たな展開が次々と見えてくる。隠されていたそれぞれの登場人物の背景、たしかに話題になる小説である。
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誰が正しいとか、正しくないとかではない。 正解も間違いもない。 物語の設定や登場人物の心情など、描き方が素晴らしいなと思った。
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この物語はフィクションです。 そう言い聞かせないとつらくなる物語。 アメリカのある所に、ひとつの家族があった。 両親に兄のジェシーと妹のケイト。 ケイトは2歳の時に、急性前骨髄球性白血病を発症する。移植を行わなければならないが、両親もジェシーもケイトと白血球のHLA型...
この物語はフィクションです。 そう言い聞かせないとつらくなる物語。 アメリカのある所に、ひとつの家族があった。 両親に兄のジェシーと妹のケイト。 ケイトは2歳の時に、急性前骨髄球性白血病を発症する。移植を行わなければならないが、両親もジェシーもケイトと白血球のHLA型が適合しなかった。 そして、両親はある決断をする。娘適合する骨髄を持つ子供を作ろうと。 アナはそうして生まれた。彼女は生まれてすぐに臍帯血を行い、姉に何かがあると骨髄移植などでその身を削っていた。 ある日、アナは弁護士の所へ行き「私の体を私のためだけに使いたい」と伝えた。そうして、アナの権利を守る裁判が始まった。それは、ケイトに腎臓移植を行わなければ、その後の生命が脅かされるタイミングでもあった。 両親はケイトのこともアナのことも愛している。けれども、アナの腎臓を移植しなければ、ケイトは死ぬ。 誰も間違っていない。けれども傷つく人がいる。 その家族のデリケートな問題を、ゆきつもどりつ進みながら、最後に見える風景は、もう、何と言っていいのか分からない。 上下巻だが読みやすいので、オススメしたい。
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