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無用の隠密 未刊行初期短篇 文春文庫
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無用の隠密 未刊行初期短篇 文春文庫

藤沢周平【著】

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無用の隠密 未刊行初期短篇 文春文庫

924

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 2009/09/03
JAN 9784167192440

無用の隠密

¥924

商品レビュー

3.3

7件のお客様レビュー

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2024/07/29

藤沢周平の短篇時代小説集『未刊行初期短篇 無用の隠密』を読みました。 藤沢周平の作品は3週間前に読んだ『龍を見た男』以来ですね。 -----story------------- “藤沢周平”の原点がここにある?? 人に恐れられる隠密という存在も、巨大な組織からすれば卑小な歯車...

藤沢周平の短篇時代小説集『未刊行初期短篇 無用の隠密』を読みました。 藤沢周平の作品は3週間前に読んだ『龍を見た男』以来ですね。 -----story------------- “藤沢周平”の原点がここにある?? 人に恐れられる隠密という存在も、巨大な組織からすれば卑小な歯車に過ぎない──老中松平定信が寛政の改革をおこなうにあたって諸国に放ち、やがて時間とともに忘れ去られた男の悲哀を描く表題作。 ほか、歴史短篇「上意討」、悪女もの「佐賀屋喜七」、切支丹もの「如月伊十郎」、こけし作りに心血を注ぐ男を描く「木地師宗吉」など、作家デビュー前に書かれた幻の14篇に加え、藤沢の浮世絵への深い関心を物語る「浮世絵師」を収録。 阿部達二による作品解説あり。 ----------------------- 藤沢周平が作家としてデビューを果たす数年前(1962年(昭和37年)11月から1964年(昭和39年)8月)の無名時代に雑誌掲載された作品を収録して2006年(平成18年)に刊行……その後、2009年(平成21年)の文庫化の際に『浮世絵師』を追加し、以下の15篇が収録されています。  ■暗闘風の陣  ■如月伊十郎  ■木地師宗吉  ■霧の壁  ■老彫刻師の死  ■木曾の旅人  ■残照十五里ケ原  ■忍者失格  ■空蝉の女  ■佐賀屋喜七  ■浮世絵師  ■待っている  ■上意討  ■ひでこ節  ■無用の隠密  ■解説 四十年の眠りから醒めて 阿部達二  ■文庫版のための解説 ―「浮世絵師」をめぐって― 阿部達二 人に恐れられる隠密という存在も、巨大な組織からすれば卑小な歯車に過ぎない……命令権者に忘れられた男の悲哀を描く表題作ほか、歴史短篇『上意討』、悪女もの『佐賀屋喜七』など、作家デビュー前に書かれた15篇を収録、、、 文庫化に際し、藤沢の浮世絵への並々ならぬ関心を知ることが出来る『浮世絵師』を追加した。 デビュー前の作品ですからねー やや物足りなさを感じました……そんな中で印象に残ったのは、『霧の壁』と『木曾の旅人』かなぁ、、、 この2作品は、後々の作品の好みな作風を感じましたね……。

Posted by ブクログ

2022/02/01

阿部達二さんの解説を読みたくて。 「用心棒日月抄」から藤沢ワールドに入ったので、初期作品は私には辛い話が多い。 特に「佐賀屋喜七」の辛さったらない。 「老彫刻師の死」は、まさかの古代エジプトが舞台。当時、雑誌の読者さんは戸惑ったのでは? 阿部さんの解説は、単行本の時のと文庫本にな...

阿部達二さんの解説を読みたくて。 「用心棒日月抄」から藤沢ワールドに入ったので、初期作品は私には辛い話が多い。 特に「佐賀屋喜七」の辛さったらない。 「老彫刻師の死」は、まさかの古代エジプトが舞台。当時、雑誌の読者さんは戸惑ったのでは? 阿部さんの解説は、単行本の時のと文庫本になってからのも載っていて、丁寧。 文も厳しさもあるが、眼差しが温かい。

Posted by ブクログ

2021/12/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 藤沢周平さんが作家デビューする以前の初期15短編集。「無用の隠密」、2009.9発行。読みやすいのと読みにくいのと。「木地師宗吉」が面白かったです。よくわからない作品もかなりありました。

Posted by ブクログ

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