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中国経済・隠された危機 「世界経済の救世主」のウソを暴く Voice select
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中国経済・隠された危機 「世界経済の救世主」のウソを暴く Voice select

三橋貴明【著】

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中国経済・隠された危機 「世界経済の救世主」のウソを暴く Voice select

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 PHP研究所
発売年月日 2009/08/31
JAN 9784569709642

中国経済・隠された危機

¥1,047

商品レビュー

3.5

4件のお客様レビュー

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2013/01/15

イヤー。刺激的ですね。こういう本は・・・・ 中国という国は 実態がよくつかめないが  一番の問題は統計的数字に透明感がないことだ。 そして日本のマスコミは 中国政府の発表を鵜呑みに 垂れ流している という指摘は かなり的を得ていますね。 中国の見栄っ張り主義は GDPの急速な伸...

イヤー。刺激的ですね。こういう本は・・・・ 中国という国は 実態がよくつかめないが  一番の問題は統計的数字に透明感がないことだ。 そして日本のマスコミは 中国政府の発表を鵜呑みに 垂れ流している という指摘は かなり的を得ていますね。 中国の見栄っ張り主義は GDPの急速な伸張にもあるが・・・ どうも その数字も マユツバ らしい。 まず 中国の失業率という概念について 著者は切り込んでいく。 よく考えてみると 中国の失業者は 一体どれくらいいるのだろう。 まったく、よくわからないところがある。 『2008年の登録失業者は886万人で、 失業率の実績は4.2%である』 という中国政府の発表に きりこんでいく。 この数字から見ると 886万人が失業しているので  失業率が 4.2%であるとしたら  886万人÷4.2%=2億1千万人 となり、 働いている人が 2億人しかいないことになる。 だから おかしいのである。 そこでいわれている 『登録失業者』という言葉が クローズアップされる。 それは 都市部において 都市戸籍の登録している失業者で・・・ 登録していない失業者が 沢山いるというわけだ。 でも 母数が 2億1千万人というのは 少なすぎるね。 都市戸籍の勤労者はもっと多いはずだが・・・・ 結局 2億1千万人とは 登録勤労者ということだろうか。 結果として 20%近い 失業者が いるというのは 正しいような気もする。 仮に 8億人の勤労者がいるとすると 失業率20%といえば 1億6千万人くらいの 失業者が 存在することになる。 大学生の卒業者数が600万人といわれているので・・・ その就職率もよくないといわれている。 社会的な不安があって 当然かもしれない・・・。 アメリカが9%近い 失業率があり 大きな問題になっているが・・・ 中国は 統計データを明らかにしないで  雇用政策の失敗を隠蔽しているとも言える。 中国はやはり不思議な国である。 失業率は 『登録失業率』というものを中国政府は発明して 実際の失業率を 明らかにしないというやり方は 日本の農水省のカロリーベースの自給率みたいなまやかしがある。 失業率が 20%とというより 登録失業率 4%という発表の方が 明らかに 中国政府は 楽チンだからだ。 大学卒業者の就職困難は 失業率の高さの中に含まれる。 ドロボーなどの小犯罪の頻繁さ 一触触発でひき起こる抗議行動や暴動 など 中国の不安定な事象は 失業率の高さにあることは確かだ。 昼日中から マージャンやトランプに興じる人の多さや 繁華街は 人だかりになっているのは 少なくとも定職がないから 起こっている事象であるだろう。 それにしても 20%という失業率は 日本の人口を超え 1億6千万人以上に上るのだから すごいことだ。 それにしても 中国のGDPが 毎年8%近く 伸びていくとは 一体どういうことだろう。 どこかに 大きなマジックが 隠されているに違いない。 登録失業率のまやかしについて説明したあと  経済成長率について説明をする。 三橋貴明はいう 『失業率と並び、中国当局が発表する意味不明な数値データの代表が、実質GDPの成長率である。中国はなぜか実質GDPの「対前期比成長率」について公表していない。・・・あくまでも「対前年同期比」のみで、「対前期比」ではないのだ。・・・ 2008年第4四半期における、中国の実質GDPに関する『対前期比』成長率の推計算は、各社以下のとおりである。 モルガンスタンレー 年率換算1.5% スタンダードチャータード 年率換算1% メリルリンチ 0% 日本経済研究センター 年率換算マイナス0.3%』 たしかに 四半期のGDP成長率が 対前期比ではなく 対前年同期比 としても、中国の統計局は毎年のGDPを発表しているので、それの成長率は 2008年の成長率を計算すればいい。 2007年 GDPが 263094億元で 2008年 GDPが 306860億元 となっている。 これを計算すると 16%近い伸びになっている。 驚異的ですね。 三橋貴明の切り口は、明確である。言葉の裏に隠されたものを浮き彫りにする。

Posted by ブクログ

2012/04/18

昨年後半から世界中に不況の嵐が吹く荒れている中で、中国だけが少し鈍化したものの経済成長を遂げました。今出版されている中国関連の本においても、礼讃本から危機本まで両者揃っていて、現実は一つなのでしょうが、その姿が良く分からない状態です。 一口に中国といっても大き過ぎる国なので実...

昨年後半から世界中に不況の嵐が吹く荒れている中で、中国だけが少し鈍化したものの経済成長を遂げました。今出版されている中国関連の本においても、礼讃本から危機本まで両者揃っていて、現実は一つなのでしょうが、その姿が良く分からない状態です。 一口に中国といっても大き過ぎる国なので実体を把握することが無理なのでしょうか。ソ連邦が崩壊する5年程前までは、危機本は出版されていたにも拘らず、ソ連政府は成長を発表し続けていたと記憶しています。いずれにせよ、現実が明らかになるのは5年程度はかかると思いますので、それまでは両者の意見を偏見を持たずに拝聴したいと思っています。 この本著者は今年になって読むことが多くなった三橋氏のものです、韓国経済の状態を公表データから分析して出版されて有名になられた方です。 以下は気になったポイントです。 ・中国の失業率(4.2%、886万人)が対象にしているのは、登録失業者(都市戸籍を持つ者のなかで失業登録をしている人々)である、都市における実質失業率は9.4%(p18) ・中国は対前期比の実質GDP成長率はもちろん、実質GDPの実数値までまともに公表しない(p26) ・中国経済成長関連の指標のなかで、最も信用が置けるのは電力消費量、2008年の伸び率は5.2%、10月ー12月期はマイナス%(p33) ・中国のPPP(購買力平価)ベースのGDPが、2007年12月17日に世界銀行により、唐突に4割も下方修正された、つまり1986年から2007年まで20年間物価が全く変動していないという前提で計算、公表されてきた(p46、48) ・シャープの亀山工場の主力液晶は第8世代、2010年春には最新の第10世代生産が堺工場で始まるので、旧ライン(6世代)を中国に売ろうとした(p55) ・金融企業のビジネスモデル(儲けのネタ)は、「金利差」である、安い金利でお金を借り、より高い金利で貸し付けることに尽きる(p70) ・バブルとは「民間」の投資意欲が高まらなければ起きようが無い、日米英欧州では非現実的なので、中国が選ばれている(p78) ・中国では、銀行から「政府命令」による融資を受けた一部大企業が、子会社の金融企業経由で資金を株式市場に投じている(p85) ・2009年上半期に中国でバブルが創出されたのは、中国株式市場では、株式の売却が必ずしも自由に行えるわけでないとうルールにもよる、2009年こそ売却が可能となる中国株は、2005年以降に流通株に転換された株式総数の58%を占める(86) ・中国の国家統計局が6月12日に発表した2009年5月の工業生産は、対前年同月比で8.9%成長、発電量が減少する状況では、エネルギー消費効率が突然高くならない限り、発電量か工業生産のどちらかがウソとなる(p103) ・2008年の国民貯蓄率は51.3%、1992年の36.3% から大きな増加が見られる、一般家庭の貯蓄率も28.8%と過去最高である(p127) ・中国はITの技術情報をメーカーに強制開示させる制度を2010年に導入すると宣言して、世界中に波紋を広げている(p137) ・外貨準備高=政府保有分を考える場合、対外資産との比較で考える必要がある、2009年3月末で中国が184(外貨)、277兆円(対外資産)に対して、日本は96、549兆円である(p153) ・現在、世界中の政府が景気対策を拡大して国債増発を実施している、順調に国債を消化できているのは、日米両国しかない(p162) ・一般の資本主義国では、プライマリーバランスの黒字化は、経済成長によってのみ達成できる(p164) ・2009年1-5月までの対中直接投資は、前年同月比で2割縮小、企業数では34%減少、中国経済を牽引していきたのは、中国に生産拠点を設けた外資系企業の輸出であることを考えると、不吉な現象(p179)

Posted by ブクログ

2010/04/17

中国経済について真剣に考える必要がある人は読んだ方が良い本と思う。中国経済が成長しているのは間違いなく、その急速な成長の過程で起こる隠された問題があるのは当然。隠された問題を乗り越えて、なお成長できるかが皆の関心事で、それを考える上での助けになるはず。

Posted by ブクログ