商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 理論社 |
| 発売年月日 | 2009/08/24 |
| JAN | 9784652023877 |
- 書籍
- 児童書
妄想銀行
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妄想銀行
¥1,540
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商品レビュー
3.7
6件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
相変わらず星新一の話は色褪せず面白い。 1926年生まれの人が考えたお話とはとても思えないぐらい、読みやすくわかりやすい。 オチもしっかりついていて、物語によってはブラックユーモアあり、考えさせられるものあり。 現代にも通じる「面白さ」を描ける星新一は紛れもなく天才だったのだろう。 さらりと世間の醜さを描く彼に、世界はどう見えていたのだろうか。 唯一無二の作家であったことは間違いない。 以下は個人的に好きだった話。 『古風な愛』結婚詐欺の話かなぁと思ったらそうくるか!幸せな死とはなんなのだろう、と思わず考えてしまう。 『妄想銀行』発想が面白い!現実にもこんな装置があったら(倫理的にはアウトだろうが)人気でるのかもな。 『末路』毒舌芸人が一時期流行っていたが、そういった人達にも刺さるかも。SNSでも気軽に他人を叩く風潮があるが、この話をよく読んでもらいたい。強いて言うなら因果応報自業自得。 『ナンバー・クラブ』何事も依存性が生じてしまうくらいのめり込むのは危ないよね、という話。 ただこのお話も誰が悪いということもないのがミソだよなぁ。 『若がえり』これは…永遠に同じミスを繰り返すんだろうな、とゾッとする。人間の本質など簡単には変わらないという教訓。
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- ネタバレ
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久しぶりに読んだ星新一。子供でももちろん楽しめるんだけど、大人になるとさらに面白さを感じられるような気がする。 かぼちゃの馬車の「彼女は一日一日を、ただ灰色にぬりつぶし、過去へと送りこみつづけるのだった。生活の唯一の同伴者は、惰性といえた。」っていう文章がすごく気になった。悲しすぎる。
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さらっと読めて楽しめた一冊。 死後復活できる薬を開発した男性の話が面白かった。 著名人になる方法を教わり、誰もが知るところとなった男性の末路も、本当にありそうでドキッとした。
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