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落ちこぼれ、バンザイ! スヌーピーたちに学ぶ知恵 講談社+α文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2009/08/20 |
JAN | 9784062813068 |
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落ちこぼれ、バンザイ!
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落ちこぼれ、バンザイ!
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商品レビュー
3.9
7件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
p3 知恵は理屈が嫌いである。マンガの言葉は詩に近い。 p8 日本語訳は、はじめは鶴書房から刊行されて、それからすばる書房になったんですが、この「ピーナッツ」を出版すると、なぜか出版社がつぶれていくんですね(笑)。 p46 「君は、トルストイの妻が、あの長い『戦争と平和』を、夫のために清書したことを知っているかい? それも手書きで七回半もなんだ」。あの『戦争と平和』を手書きで七回半、妻が清書したそうなんです。そこでいったん言葉が途切れたあと、「あとになって、トルストイは、そのんな妻を離婚してしまうんだ」って言うんですよね。 p47 それで、ぼくに向かってまず第一にした質問が、「あなたは広島、長崎に原爆が落ちたとき、どこにいたか」ということでした。 p247 「ピーナッツ」のマンガの登場人物たちは、たがいに誰かに愛されているという感じがしますよね。それが、このマンガの雰囲気をよくしている理由の一つなんでしょうね。 p258 でも知的であることでだめになるというのは、いきいきとした深い感情がもてなくなることだってことに、気づきはじめている人たちもいると思います。つまり、昔ほど、オピニオンリーダーとか、いわゆる識者の意見とかいうものが、マスメディアでも重視されなくなってきてますよね。 読了。 1,2章は講演会の対談の記録で、3章目は谷川さんの稿でした。序文にも書かれていましたが、日米の比較がくどいくらいに出てきます。面白いのですが、作者や登場人物にフォーカスした形の方が面白い気がしました。出版すると潰れる出版社の話とかシュルツ本人のお話の方が普通に面白いという。 全然ピーナッツに触れてこなかったので、一種のセラピー的な読み方がされていること、あとは遊びで性格診断をしたりするのもあるというくらいの知識。自分はライナー、あの子はルーシー、取り合いになるウッドストック、というような具合です。 みんなどこか欠けている、悩みを持っている、手放せないでいる、あるいは手放してもなお悩んでいる。たがいに誰かに愛されている、というのは端的に作品の本質を言い当てた言葉のようで拍手。 あと思うに、この作品の翻訳は本当に大変だったろうな、というのを心象心理や英文も読みながら見ると面白かったです。
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河合隼雄さんと谷川俊太郎さんという組み合わせに惹かれて買ったけど、スヌーピーやシュワルツさんを心理学的に解説するとどうなるのかとか、違った角度から見れるような工夫がされていて面白かった。
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スヌーピーは、かわいくて昔から好きなキャラクターだけど、ストーリーが大人にもメッセージを与えてくれる奥深いものだったのですね。落ち込んだとき、深刻にならずにこれでいいんだと思わせてくれる本だと思います。個性的な自分は人と違ってていいとも。
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