商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2009/07/25 |
JAN | 9784103784074 |
- 書籍
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太陽を曳く馬(下)
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太陽を曳く馬(下)
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商品レビュー
3.6
50件のお客様レビュー
面白かった。面白かったが…正直語られていることの半分も理解できていない。禅問答的な長文での会話と、旧字体の手紙が本書の半分程度を占めている。なのになんでこれを面白いと思うのか?不思議。一度諦めた春子情歌も今なら読めるかな。
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上巻で広げまくった宗教、芸術、思想などの風呂敷をどう畳んでいくのかとワクワクして読むが、オウムの辺りから仏教世界の深みにどんどん入り込んでいく。 立ち尽くす合田さんを見て、ああ、これがこの話のクライマックスなんだなあと納得はするものの、私の浅薄なサブカル知識では太刀打ちできず。筆...
上巻で広げまくった宗教、芸術、思想などの風呂敷をどう畳んでいくのかとワクワクして読むが、オウムの辺りから仏教世界の深みにどんどん入り込んでいく。 立ち尽くす合田さんを見て、ああ、これがこの話のクライマックスなんだなあと納得はするものの、私の浅薄なサブカル知識では太刀打ちできず。筆者の親切な誘導でなんとなくの筋は追え、福澤さんの手紙で感情的な解決はこれもなんとなくできたので満足ではあるが、結局自分の不勉強さを恥じ入るばかりである。
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下巻にきて上巻の冒頭に事件(といっていいか疑問ではあるが)が進んでいく。実にささいなことでありながら、これを普遍化し非日常との対話が延々と続いていく。ここで書かれていることが、これがフィクションである以上筆者の意見そのものかどうかはわからないところがありつつ、むずかしいことをこち...
下巻にきて上巻の冒頭に事件(といっていいか疑問ではあるが)が進んでいく。実にささいなことでありながら、これを普遍化し非日常との対話が延々と続いていく。ここで書かれていることが、これがフィクションである以上筆者の意見そのものかどうかはわからないところがありつつ、むずかしいことをこちらが理解できるように引っ張っていくのは見事としかいいようがない。俗にある推理小説のトリックとか謎解きとはほとんど無縁の世界で、エンドはつらつらとまた上巻にあった人物の語りで終わったとき、この本が書かれた時代で自分は何をやっていただろうと振り返る自分がいた。
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