商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 角川書店/角川グループパブリッシング |
| 発売年月日 | 2009/07/24 |
| JAN | 9784041053348 |
- 書籍
- 文庫
孤島の鬼
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孤島の鬼
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商品レビュー
4.4
91件のお客様レビュー
テーマは恐怖とミステリーが交錯する中での恋愛の複雑さです。物語は、密室殺人を巡る推理から始まり、徐々に不気味な雰囲気が漂い、読者を引き込む展開が魅力です。登場人物の簑浦は、恋人の死を経て、謎に満ちた系図を手にし、恐怖に立ち向かう姿が描かれています。前半は正統派のミステリーとして楽しめる一方、中盤からは冒険活劇へと変わり、様々な要素が絡み合うことで、単なるホラーに留まらない深みを持っています。
特に、同性愛者の諸戸道雄との関係が物語に愛憎を加え、乱歩独自の視点が光ります。恋愛要素が新たな視点を提供し、乱歩の多様な引き出しを感じさせる作品です。最後には予想外の展開が待っており、バッドエンドを期待させつつも、前向きな結末が印象的です。全体として、ミステリー、冒険、怪奇、恋愛が見事に融合した、唯一無二の作品としての魅力が際立っています。
※この内容はAIが作成したものであり、ブックオフ公式オンラインストアの見解や意図を示すものではありません。
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ものすごく面白くて、読むのが止まらなかった。読み終わった後は、パッとせず、スッキリしない、心持ちがモヤモヤするそんな終わり方だった。 しかし、伏線や読んでいた最中にあった謎は全て綺麗に解き明かされているから、面白い! まず、諸戸の蓑浦に対する愛情が強烈的で驚いたな。この作品は同性愛があるからこそ、より面白く異常な雰囲気になってるんじゃないかと思う。 恋人である初代を殺された蓑浦がその仇として復讐を実行するだけではなく、そこに諸戸の異常な蓑浦への同性愛的な恋愛を入れることによって、より世界観がドロドロと奇妙なものになるんじゃないかと…。 この小説の最後の「道雄は最後の息を引取る間際まで、父の名も母の名も呼ばず、ただあなた様の手紙を抱きしめ、あなた様のお名前のみ呼び続け申候」でもあったように、僕は蓑浦に対して、冷たい人だなぁと思った。蓑浦は事件解決のために諸戸の知能や行動力を頼り、時には無意識に甘えている。異性愛者である蓑浦にとって、諸戸の好意はどこまでいっても「理解を超えた重荷」でしかない。あれほどまでに蓑浦のことを愛している諸戸の愛を少しは受け止めてやっていいじゃないかと…。 けれど、実際そこが難しいもので…この小説はある意味現実的だと思う…。読者が「諸戸と蓑浦くっつけよ…」と思うのは当然だが、実際は同性愛者じゃなければそれは難しいことだ。どんなに尽くされても、同性同士の恋愛は生理的に無理な人だっている。ハッピーエンドを与えず、読者が気持ちよくなるように書いていない、人間の生々しい部分だけを残しているこの作品が好き。 しかし、諸戸は可哀想だなぁ…まぁしょうがないのか。 探偵役である深山木幸吉が殺されてしまう。探偵がまさかの序盤から殺されてしまうことにかなり驚いたな。 初代を殺した少年軽業師の友之助くん。チョコレートで釣られて事情を話したのが可愛かったけれど、それもすぐにピストルで殺されてしまって、かなりショックだった。 双生児の秀ちゃんと吉ちゃん。秀ちゃんの雑記帳がかなり重い…。読んでいて、1番きつかったのはここかもしれない…。地獄のような世界でいた秀ちゃんは、助け出してくれた蓑浦と将来共に過ごして、幸せな生活を送れることを願う…。 諸戸は蓑浦に異常なほど執着していたし、怪しい研究をしていたから、最初はこいつが犯人なのではないかと思ってしまったが、そんな諸戸もかなりの酷な被害者であった。それだから余計に最後まで真の幸せになることができなかった諸戸に同情してしまう。 洞窟のところもかなり面白くて、読んだら止まらなかった。 主人公蓑浦もその恋人の初代さんも諸戸も、犯人の丈五郎以外の人たちがただただ可哀想だった。 江戸川乱歩の作品を読むといつも思う。乱歩、人の心とかないんか…。(だがそこがいい。) いやー、にしても青春だなぁ…って思ってしまうな。僕も洞窟冒険してみてぇ……
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ホラーというのにも頷ける。 ミステリーとして、殺害方法に引き付けられるのだが、そんなところで探偵役が亡くなる… また面白くなってきた。 怪しい人物が探偵役に代わって、その上同性愛の様相をみせる。 障がい者製造、孤島冒険ミステリー… 目まぐるしい。 時代を考えると新しすぎるのでは...
ホラーというのにも頷ける。 ミステリーとして、殺害方法に引き付けられるのだが、そんなところで探偵役が亡くなる… また面白くなってきた。 怪しい人物が探偵役に代わって、その上同性愛の様相をみせる。 障がい者製造、孤島冒険ミステリー… 目まぐるしい。 時代を考えると新しすぎるのではないだろうか。 現在では不謹慎となりそうな言葉も江戸川乱歩にかかれば、恐ろしく不気味であっても、不快にならない手法がお見事です。 -道雄は最後の息を引取る間際まで、父の名も母の名も呼ばず、ただあなた様の御手紙を抱きしめ、あなた様のお名前のみ呼び続け申候
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めちゃくちゃ面白かった!!序盤の小さな事件から大規模で陰惨な陰謀にまで結びつけるあたりが乱歩らしい茶めっ気があって楽しかった。ロードノベルみたいなワクワク感もあって諸戸と蓑浦の二人と共に推理している様な楽しさもあった。そして何より諸戸道雄というキャラクターが非常に魅力的で良かった...
めちゃくちゃ面白かった!!序盤の小さな事件から大規模で陰惨な陰謀にまで結びつけるあたりが乱歩らしい茶めっ気があって楽しかった。ロードノベルみたいなワクワク感もあって諸戸と蓑浦の二人と共に推理している様な楽しさもあった。そして何より諸戸道雄というキャラクターが非常に魅力的で良かった。最後の一文でもう諸戸のことしか考えられなくなった。
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