商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 光村推古書院 |
発売年月日 | 2009/06/23 |
JAN | 9784838104079 |
- 書籍
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京町家の再生
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京町家の再生
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京町家を見て、なんか素敵だなと思う。 京町家の再生を取り組んでいる人の話を聞きながら、 結局「京町家の再生」って、なんだろうと思って読んだ。 京都市景観・まちづくりセンターは、町家の再生ファンドで、 ニューヨークで、シンポジウムまで開いている。 「失いたくない風景がある。つないで...
京町家を見て、なんか素敵だなと思う。 京町家の再生を取り組んでいる人の話を聞きながら、 結局「京町家の再生」って、なんだろうと思って読んだ。 京都市景観・まちづくりセンターは、町家の再生ファンドで、 ニューヨークで、シンポジウムまで開いている。 「失いたくない風景がある。つないでいきたい文化がある」という。 失われゆく、京町家の保全と再生をすすめる。 京町家のよさとは ①建築の造形美 外観のプロモーションは「何も足さない、何も引かない、究極の調和」 →ちょっと、違和感がある。表現力に問題あり。確かに造形美はある。 ②伝統的生活様式の保存 四季折々の暮らしの風景を変幻自在に演出。 ③自然と環境の調和 坪庭、中庭(陰の庭)、通り庭(土間のこと)、奥庭(陽の庭)などの空間構成。 高密空間に光と風と緑を演出。 ④リユース、リノベーションを可能としている。 →補修によって、受け継がれる。 ⑤職と住の一体、切り離しながら共存できる形態。 ⑥独特のしつらえ、出格子(糸屋格子、お茶屋格子、米屋格子)、虫籠窓、火袋の天窓、 一文字瓦、大戸、くぐり戸、バッタリ床机、箱段 そこには、「暮らしの文化」「空間の文化」「まちづくりの文化」がある。 京の底冷え、京の油でりに対応する。 吉田兼好はいう「家の作りようは、夏をむねとすべし。冬はいかなるところにもすまる」 夏座敷、そして坪庭、中庭に水を打つことで温度勾配による風の流れ。 襖と障子の仕切り。自然の素材、木、紙、土などの質感が溢れる。 路と路地の役割。 ニューヨークのシンポジウムで 隈研吾は京町家についていう。 ①サスティナブル ②モデュラーコーディネーション。 畳の寸法が基準で、襖、障子も移動できる。 ③木造建築で、手直しができる。 ④職住一体の機能がある。 ⑤格子の透明性。プライバシーの上手い確保。 イタリアには憲法9条「歴史的街並みを保存する」とある。 京町家を、どうやって保存するのか? 修繕前と修繕後によって、かなり街のイメージが違う。 写真が京町家のイメージをよく表している。 京町家の再生と保全の入門編。
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