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害虫の誕生 虫からみた日本史 ちくま新書
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害虫の誕生 虫からみた日本史 ちくま新書

瀬戸口明久【著】

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害虫の誕生 虫からみた日本史 ちくま新書

792円

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房
発売年月日 2009/07/08
JAN 9784480064943

害虫の誕生

¥792

商品レビュー

3.7

14件のお客様レビュー

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みんなの感想まとめ
  • 害虫歴史文化
  • 農作物被害
  • 超自然的存在
  • 日本の虫送り
  • 社会構造変化
  • 公衆衛生視点
  • 戦時防疫考察
  • 科学と害虫認識
  • 近世日本の虫関係
  • 特定害虫問題

害虫という概念の変遷やその歴史的背景を深く探る内容が描かれています。近代以前は、虫による農作物への被害が自然現象として受け入れられ、超自然的な存在として扱われていました。特に日本では、虫送りやお札を用いて虫を追い払う文化が根付いていました。近代以降、科学の発展とともに害虫対策が進む中で、社会的な構造の変化も影響を与えている点が興味深いです。特に、近世日本における虫との関わりや公衆衛生、戦時下の防疫といった視点からの考察が展開され、害虫の認識が時代や地域によって変わる様子が浮き彫りになります。ゴキブリのような特定の害虫が問題視されるようになった経緯も興味を引く要素です。これにより、害虫というテーマが単なる生物学的な問題にとどまらず、文化や歴史と密接に結びついていることが明らかになります。

※この内容はAIが作成したものであり、ブックオフ公式オンラインストアの見解や意図を示すものではありません。

2025/12/13

日本における「害虫」という概念の成り立ちとその対策の歴史についての本。 1章は、近世日本における農業と「虫」との関わり。 2章は、農業の観点から。 3章は、公衆衛生の観点から。 4章は、戦時下における防疫や化学兵器との関連から。 個人的には3章と4章がいろいろ興味深かった。 特...

日本における「害虫」という概念の成り立ちとその対策の歴史についての本。 1章は、近世日本における農業と「虫」との関わり。 2章は、農業の観点から。 3章は、公衆衛生の観点から。 4章は、戦時下における防疫や化学兵器との関連から。 個人的には3章と4章がいろいろ興味深かった。 特に日本統治時代の台湾における日本に昆虫学者関連の記述はもう少し深掘りしてみたい感じ。 害虫というとゴキブリを連想するが、ゴキブリに関する記述はほとんどない。それはゴキブリが害虫として大きく問題となったのは戦後に入ってからの話で、この本が取り上げている近代から第2次大戦の期間ではほとんど問題視されていなかったからとのこと。「害虫」とは人の暮らしや社会との関わりで位置づけられるもので、時代や地域によって「害虫」もまた変わるという良い例。 戦後、高度成長期に入りゴキブリが「害虫」としてクローズアップされるようになった経緯についても読んでみたい。

Posted by ブクログ

2025/06/28

害虫という概念は普遍的なものではなく、きわめて近代的な認識によるものであるということ。しかし、農耕が人間の生活に深く根づいて以降、虫による害は確実にあった。では近代以前の害虫たちは、なぜ害虫と認識されなかったのか。どのように認識されていたのか。 近代以前、虫たちによる農作物への...

害虫という概念は普遍的なものではなく、きわめて近代的な認識によるものであるということ。しかし、農耕が人間の生活に深く根づいて以降、虫による害は確実にあった。では近代以前の害虫たちは、なぜ害虫と認識されなかったのか。どのように認識されていたのか。 近代以前、虫たちによる農作物への被害は自然現象のように捉えられていたそうだ。これは有名な蝿と肉の実験を思い浮かべるとわかりやすい。 日本においては虫送りやお札によって害虫を追い払おうとしていたように、虫たちは超自然的な現象のように扱われていた。ゆえに、害虫による被害は台風や地震などと同じで、人の手に余るものであった。 近代以降、科学の発展とともに害虫対策は行われる。が、それも科学だけでは達成されず、植民地や戦争、疾病対策などの社会的な構造の変化と結びついて進んでいく。このあたりは、単純な害虫対策の話にとどまらない射程の範囲があり、おもしろかった。

Posted by ブクログ

2020/08/29

定住型農耕が始まって害虫という認識が誕生した。 近世まで虫の駆除には殺傷感覚が存在していた。そのため宗教的な行事に頼る。 ゴキブリはコガネムシと言われ、金持ちのところにしかいない虫で、殺さないようにしていた。 松方正義は、虫のにわかに生じたるにあらず、その実人の虫を発見したる...

定住型農耕が始まって害虫という認識が誕生した。 近世まで虫の駆除には殺傷感覚が存在していた。そのため宗教的な行事に頼る。 ゴキブリはコガネムシと言われ、金持ちのところにしかいない虫で、殺さないようにしていた。 松方正義は、虫のにわかに生じたるにあらず、その実人の虫を発見したるのみ ということを述べている。 ハエが汚いというイメージは、コレラの媒介を抑えるという目的から、国、世界でのキャンペーンによってつけられる。当時はハエを捕ることに賞金が設けられた。そのため、盗難も行われた。

Posted by ブクログ

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